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【富田林市・河内長野市】バスマニアも驚きの新路線!河内長野駅からこんごう福祉センター行きのバスに乗車

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野では昨年3月末でひとつのバス路線が廃止になりましたね。

石見川行きのバスが廃止になり、小深から石見川まで1時間の道のりを歩かなければいけなくなりました。

しかし、驚いたことに、まさかの新路線が誕生するという情報を聞きました。

南海バスが、6月1日から河内長野駅とこんごう福祉センターを結ぶ路線「450」を新規に開設したのです。これはとても気になりましたので、さっそくどのような路線なのか、初日に乗車してみることにしました。

ということで、河内長野駅に行くと、なんと緑色のバスが停まっています!

数日前に発見した緑のバス
数日前に発見した緑のバス

緑の復刻塗装バスは、南海バスの方の話によると、富田林市のワクチン会場との移動のために一時的に利用されたバスということだったのですが、最近河内長野市内の路線バスで使用しているという目撃情報があり、実際に私も河内長野駅で数日前に目撃しました。

その復刻塗装バスが、まさかの新路線で登場するとは本当に驚きました。

河内長野駅での乗り場は3番です。金剛山ロープウェイや小吹台に向かうバスと同じ乗り場に登場です。

というわけで乗り込むのですが、緑の復刻塗装バスはてっきり外観だけ他のバスと違って中は通常のバスと同じだと思い込んでいました。

ところが中の座席も驚きです。ずいぶんとくつろげる豪華シートの仕様になっていました。

前のほうを見ると、やはりシートに豪華性があります。長距離バスを路線バス用に改造したみたいですね。

よく見ると、座席シートの後ろに網がついています。

残念ながらカメラの都合で電光掲示板の表示が映らなかったのですが、バスはこんごう福祉センター行きと表示されていました。

しかし、お昼前の時間帯だからかもしれませんが、私以外には誰も乗ってこないようです。せっかくの新路線なのに気になります。

ベンチに座っている人も乗ってこないようです。小吹台方面か金剛山ロープウェイ方面行きを待っているのでしょうか?

こうして時間になり、いよいよバスが動き出しました。

河内長野駅を出発したバスは、富田林市にあるこんごう福祉センターに向かいます。

バスは河内長野駅裏の諸越(もろこし)橋を渡り、河合寺方面に向かいます。

バスは初めのうちは観心寺に行くのと同じルートを走るのですが、バスの雰囲気が違うのと新路線のためか、妙にワクワクした気持ちになりました。

河合寺バス停を通過しました。この時に目の前の表示板に次のバス停「こんごう福祉センター前」が表示されました。いよいよ新路線で新たに誕生したバス停です。

反対側の河合寺バス停です。平日運行しているバス便の多くは、東中学校や日東町方面に向かうので、この次の道を右折します。

しかし、このバスはそのまま直行します。これは主に土日に金剛山ロープウェイ方面に向かうバス便の中に存在する昇條坂(しょうじょうざか)バス停を経由するルートで、観心寺方面への近道です。

河合寺周辺の地図で見るとこのようにバスが移動していて、赤いルートが新たに誕生したのです。

しかし、昇條坂まで行かず次の道を左折します。ここからが新路線で初めてバスが走行するルート。

富田林方面にバスは進んでいきます。

山の中を走っていきます。

緩やかな上りのようです。

峠のようなところに出てきました。

峠を越えたところで「富田林市」の標識を見たのですが、シャッターのタイミングを逸してしまい、残念ながら標識の下のポールの部分だけが写りました。

補足すると画像の中心にあるポールから右が河内長野市で、左が富田林市です。

とりあえず富田林市内に入りました。ちなみに南海バスが富田林市内に入っている例は、近くでは小吹台の手前にある小吹台口バス停が富田林市の最南端バス停として運用されています。

また大阪狭山市にある金剛駅からは富田林市内の金剛地区の住宅地を循環するようにバスが運行しています。

バスは緩やかに下っていきます。

山の中を抜けて視界が広がってきました。甘南備地域の近くですね。

さて、ここでこれまで走っていた道路から曲がります。まっすぐに進めば甘南備と佐備の間、竜泉の交差点に出るのですが、このバスの目的地はこんごう福祉センターの敷地内です。

こんごう福祉センターの敷地内に入ると、バスの速度が極端に遅くなります。

バスはゆっくりと福祉センター内を運行します。

ちなみにこんごう福祉センター(外部リンク)とは、公式説明によると、知的障がいのある児童がその自活に必要な保護、指導等を受けながらその能力に適合した生活を営むための施設です。

施設内の景色ですが、花で何かの文様が描かれているようですね。

こんごう福祉センター前バス停を通過します。これは今回新設されたわけではなく、富田林駅から運行している金剛バスのバス停です。

このように今回ふたつのバス会社が同じバス停の位置を共有するのは、千早赤阪村の千早大橋から金剛山ロープウェイまでの区間と同じですね。

そして電光掲示板は残念ながら写真では見えませんが、次が終点の府立こんごう福祉センターかんなびのさと前です。

福祉センターの施設内にもうひとつ別のバス停があるわけですね。「かんなびのさと」という施設は特別養護老人ホームで、施設名は、まさしくこの地域の甘南備から名づけられています。

こうしてバスは終点に到着しました。今回は途中のバス停が見事にノンストップで、私だけの貸切でした。

河内長野駅からの料金は270円です。今までは富田林駅まで行って金剛バスに乗らないとこのエリアに行けなかったことを考えれば、非常にお得にかつ便利になりました。

降りるときに運転手さんに朝の便はどのくらいの人が乗ったのか聞いてみたところ、7人程度とのことでした。

ところでこちら「府立こんごう福祉センターかんなびのさと前(ふりつこんごうふくしせんたーかんなびのさとまえ)」という名前が南海バスで最も長いバス停名ではというようなネットの書き込みを見つけました。

南海バスのすべての停留所名を調べる余裕はないので、本当にそうなのかはわかりませんが、文字数を調べると23文字もありました。

ちなみに河内長野にある「滝畑ふるさと文化財の森センター前(たきはたふるさとぶんかざいのもりせんたーまえ)」も長いですが、数えると22文字と1文字少ないです。

ところで日本一長いバス停名を調べると、「曲金静岡視覚特別支援学校静鉄不動産静岡南店前(まがりかねしずおかしかくとくべつしえんがっこうしずてつふどうさんしずおかみなみてんまえ)」が43文字もあります。

さらに「産技総合研筑波東事業所つくば研究支援センター入口(さんぎそうごうけんつくばひがしじぎょうしょつくばけんきゅうしえんせんたーいりぐち)」が40文字なので、上には上があるようです。

新路線に登場した緑の復刻塗装バスは、河内長野駅方面に戻っていくようです。

赤い線が今回新しく誕生したバスルートです。

このように新路線のバスがどんなものかさっそく乗ってきました。

この路線、一見こんごう福祉センターに用事のある人だけが乗るバスのようにも見えますが、そんなことはありません。

今回は、終点まで乗りましたが、ひとつ手前の「こんごう福祉センター前」バス停では金剛バスに乗り換えることで、富田林駅方面や甘南備方面までバス移動が可能です。

その方法もありますが、歩いて甘南備方向に向かうこともできますね。

こんごう福祉センターバス停からなら、富田林支援学校や向陽橋方面、そして下り坂を15~20分くらい歩けば、甘南備地域まで行くことができます。

ということで、歩いてこんごう福祉センターの敷地内を出て、

甘南備にあるつむるさんで、コーヒーとスイーツをいただきました。

このように、河内長野駅から富田林の甘南備方向に公共交通で行くのにも大変便利となりました。本数もおおよそ1時間に1本程度はあるようなので、南海バスの新規路線を利用してみてはいかがでしょう。

つむるさんのテラス席
つむるさんのテラス席

大阪府立こんごう福祉センター
住所:大阪府富田林市甘南備216
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス こんごう福祉センター前バス停下車

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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