【河内長野市】確かに線路の形が!三日市町第2踏切は、実は電車撮影スポットでもあり資源の有効活用例
今年も南海電車まつり2024が、11月2日土曜日に開催されましたね。
ところで、河内長野に関する鉄道関係のエピソードが南海電車まつりでも紹介されていました。それは三日市町駅と美加の台駅の間にある三日市町第2踏切です。
この踏切は、よく撮り鉄の人たちがカメラをセッティングして、電車を待ち構えている場面に遭遇します。
どちらからでも撮影できますが、特に美加の台駅方面から一直線なので、フォトジェニックな写真が撮れるのですね。
では、なぜ踏切りがなのですが、南海電車まつりで毎年展示しているレールとの関係があるからです。
南海電車まつりの線路を展示コーナーですが、古い線路をいろいろなところで再利用しているという内容です。
今年の線路展示コーナーではレールの重さを実際に持って比べてみることができました。
そして、レールの展示とともにレールをいろんなところに活用している写真が公開されていました。
例えば、南海千代田駅のホームの柱に線路を使っているということについて、以前紹介したことがあります。
その他にも線路を流用しているところがあります。河内長野では三日市町2号踏切の踏切防護柵もレールを使用しているとのこと。
さらに、踏切の横にある線路と道路との境界柵にもレールを使っています。
というわけで現場に行って確かめてきました。
三日市第二踏切の位置です。南海美加の台駅の近くです。
こちらが三日市2号踏切です。
そして、踏切の左側にある防護柵も写真で見た通りでした。
実際にどう利用しているか見ていきましょう。
例えばこちらの黄色く塗られている部分が元線路のようです。
上から見て断面図を確認するとわかりやすいです。
こちらは、境界柵のほうです。
境界柵も上から断面図を見ると、確かにレールだとわかりますね。
こちらは現在使われているレールですが、かつてはこのように敷設されていたレールが古くなった時に再利用されるんですね。レールで使用する鉄はとても丈夫なので再利用が可能とのこと。
踏切を渡って反対側に来ました。
反対側も同様にレールだった部分を使っているようです。
ちょうど踏切が鳴り出し、遮断されました。
電車が入ってきました。
南海電車まつりの写真展示物での説明では、レールを再利用していることにより、たとえ車が衝突しても踏切を守れるほど丈夫とのこと。細い道ですがここは車が通過する可能性がありますので、万一の事態に備えているというわけですね。限られた資源を有効活用するとても良い例だと思いました。
三日市二号踏切
住所:大阪府河内長野市石仏
アクセス:南海美加の台駅から徒歩10分程度
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