大谷翔平の30-30は史上47人目、70度目。現役選手は10人が11度
8月3日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、1回表に二盗、9回表に二盗と三盗を成功させた。シーズン29盗塁目に、30盗塁目と31盗塁目だ。前日までに記録していた33本塁打と合わせ、1シーズンに30本塁打以上と30盗塁以上の30-30(サーティ・サーティ)を達成した。
ナ・リーグ、ア・リーグ、あるいは両リーグにまたがる30-30の達成者――その上の40-40を含む――は、大谷が47人目、70度目だ。
1人目のケン・ウィリアムズは、1922年にセントルイス・ブラウンズ(現ボルティモア・オリオールズ)で39本塁打と37盗塁を記録した。達成回数が最も多いのは、ボビー・ボンズとバリー・ボンズだ。それぞれ、5度を数える。ボンズ親子のうち、息子のバリーは、4度目の1996年が42本塁打と40盗塁だ。40-40は、バリーの前に1人、後に3人が成し遂げている。
カルロス・ベルトランは、2004年にア・リーグのカンザスシティ・ロイヤルズで15本塁打と14盗塁の後、6月下旬に三角トレードでナ・リーグのヒューストン・アストロズへ移籍し、そこから、23本塁打と28盗塁。両チーム合わせて、38本塁打&42盗塁を記録した。当時のアストロズは、ナ・リーグ中地区のチームだった。2013年にア・リーグ西地区へ移った。
1978年にボビーが5度目の30-30を達成した時も、2チームでプレーしたが、こちらは、どちらもア・リーグのチームだ。5月中旬のトレードで移籍する前に、シカゴ・ホワイトソックスで2本塁打と6盗塁を記録し、移籍後にテキサス・レンジャーズで29本塁打と37盗塁。レンジャーズで打ったホームランがあと1本多ければ、ホワイトソックスを含めなくても、30-30となっていた。
現役選手の30-30は、大谷が10人目、11度目だ。
ロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)は、2019年に40-40まで3盗塁に迫り、昨シーズン、40-40を達成した。
なお、大谷の30-30は、ドジャースでは3人目、4度目だ。また、チームを問わず、これまで、DHの達成者はいなかった。それらについては、先月下旬にこちらで書いた。