グリップで重要なのは「形」だけではない!腕とクラブがスムーズに連動する握り方のポイント【ゴルフ】
グリップの重要性
グリップは重要だ。どれだけスイングを良くしようとしても、良いグリップでなければ求める結果は得られない。
体とゴルフクラブの接点はグリップ。グリップのどの部分に、どのような力が、どれぐらいかかるかによって、クラブの動きが決まる。良いスイングをするためには、良いグリップは絶対条件なのだ。
「良いゴルフは良いグリップから始まる。グリップの悪いプレーヤーに良いスイングが出来るはずがない」by ベン・ホーガン
ベン・ホーガン:1912-1997。4大メジャー9勝。米ツアー62勝。競技実績だけでなく、スイングプレーンの概念を作り出したことでも知られている、伝説のプレーヤー。
グリップの形
基準となるグリップの形は、以下の3つを知っておきたい。
- 左手の親指はシャフトセンターよりやや右側になり、人差し指と中指の関節が見えるように握る。
- 右手のひらで左手の親指をつつみこむように握る。
- 右手親指はシャフトセンターよりもやや左側。
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グリップ圧
グリップで重要なのは形だけではない。どの指をどの程度の強さで握るかというグリップ圧も重要なポイントになる。基準の主となる指は、左手が小指、薬指、中指。右手が薬指と中指だ。
両手とも人差し指と親指は強く握り過ぎないようにすることがポイントになるが、多くのゴルファーはこの人差し指と親指に力が入り過ぎている。
その原因の一つとして“強く握ろうとし過ぎ”であることが挙げられる。
強くしっかりとグリップした方が、スイング中のクラブの動きが安定して、インパクトで当たり負けしないような感じがしやすいが、決してそんなことはない。
クラブの重みが生きるように、適度にソフトにグリップした方がクラブの動きは安定するし、ソフトなグリップ圧の方が自然にフェースが返りやすくなるので、当たり負けしない。
さらに、ソフトにグリップしてもインパクトで衝撃が加わると反射的にグリップ圧は強まるものなので、ソフトなグリップ圧でのスイングが当たり負けに直結することはない。
人差し指と親指に過度な力が入っていないか、グリップ圧が強過ぎないか、いま一度確認したい。
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