ハリルJ、4−2−3−1の3の左ではなく右に問題がある理由
1−2で敗れたUAE戦(9月1日)。さすがだなと思ったのは、後半17分、ベンチに下がった清武だった。
ハリルホジッチは「コンディションを考えると50〜60分が限界だと思っていた」と、交代は予定通りの采配だとする一方で、そのプレイに対して不満も口にした。
「前に出るFW的なプレイを期待したが、ゴールに背を向けてプレイする時間が長かった」と。
FW系とサイドハーフ系。4−2−3−1の3には2タイプがある。FW系ならば4−2−1−3、サイドハーフ系なら4−4−1−1に近づく。アタッカーと言うより、MF系である清武のキャラに従えば、布陣は4−4−1−1に近い4−2−3−1の方が適しているが、ハリルホジッチは4−2−1−3的な4−2−3−1に清武を落とし込もうとした。
その割には、よくやっていたと言うのが、率直な感想だ。むしろ貢献度は高かったと言うべきだろう。
清武の逆サイドで構えているはずの本田と比較すれば、それは一目瞭然だった。ポジションを無視するように、ほぼ常時、内に入り込んでしまった本田とは違った。清武は4−2−1−3の3の左としては低い位置でプレイしたが、4−2−3−1の3の枠内にはしっかり収まっていた。
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