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コメダ珈琲店「ブラックモンブラン」とコラボしたシロノワール

シズリーナ荒井アイス研究家/リサーチャー

 コメダ珈琲店の新商品先行試食会に参加してきましたアイス研究家のシズリーナ荒井です。

4月25日都内某所で行われた先行試食会・会場
4月25日都内某所で行われた先行試食会・会場

 株式会社コメダは各地域で愛されている商品とコラボレーションすることで地域の活性化に繋げていきたいと思っていることを説明し、そんな思いを胸に今回コラボレーションしたのがコメダ珈琲店看板商品「シロノワール」です。

コメダ珈琲店公式メニューサイトより引用
コメダ珈琲店公式メニューサイトより引用

 「シロノワール」とは、1972年2月に販売を開始した看板商品で熱々のデニッシュの上にひんやりとしたソフトクリームを乗せたデザートメニュー。一般的なデニッシュ生地は24層や32層といったものが主流のところコメダ珈琲店のデニッシュは64層に仕上げているそうです。これは、デニッシュに乗せたソフトクリームが溶けてしっかりと生地に浸透するようにとコメダ珈琲店ならではのこだわり。

シロノワールとコラボしたのは?

今回、佐賀県で誕生し九州の方々から絶大な人気を誇る竹下製菓「ブラックモンブラン」。

竹下製菓「ブラックモンブラン」とは?

「ブラックモンブラン」は、あっさりとしたバニラアイスにチョコレートとザクザク食感のクランチをトッピングしたチョコレートバーアイス。九州のソウルフードとも言えるブラックモンブランとコラボレーションです。

4月26日(水)から発売開始コメダ珈琲店「シロノワール ブラックモンブラン」は一体どんな商品なのか!?

コラボレーションを担当した株式会社コメダ マーケティング本部 本部長 伊藤弥生様
コラボレーションを担当した株式会社コメダ マーケティング本部 本部長 伊藤弥生様

 竹下製菓の竹下小太郎前会長がアルプス山脈の最高峰「モンブラン」を目の前に眺めたときの、「この真っ白い山にチョコレートをかけて食べたらさぞ美味しいだろう」との思いをアイスクリームの名称に取り入れたものが「ブラックモンブラン」。

 今回「シロノワール」を山に見立てて、その上からチョコレートをかける。そんな相性ぴったりなコラボレーションを企画しまして弊社からから竹下製菓様へお声がけをしました。

 その理由としましては、九州では知らない人がいないそんな抜群な知名度をお持ちということ。コメダ珈琲店の「シロノワール」にとても相性の良いチョコレート味だということ。そして何より抜群に美味しいアイスバーだということ。こんな魅力溢れる商品が九州で長く愛されていることを日本全国の皆様に知っていただきたいという開発チームの強い思いから生まれました

 すでに、「ブラックモンブラン」を知っているお客様には「あー、ブラックモンブランだな」と感じていただけるような仕上がりに、このコラボで始めて「ブラックモンブラン」に出会うお客様にはアイスバーも是非たべてみたいと思っていただけるような商品に仕上げました。

それがこちら!

 土台となるのが、コメダ珈琲店自慢のデニッシュ。その上にコメダ珈琲店のソフトクリームを搾り、ソフトクリームにかけるとパリッと固まるチョコレートソースに、ザクザク食感のクランチ(アイスバーと同じ物を使用)をトッピング。

 そのほか、今回の商品を担当された伊藤さんへ発売時期や商品開発時の苦労話を伺うことができました。

なぜ、この時期にコラボレーションメニュー

「夏に近づいて来るとお客様の嗜好もかわりかき氷やドリンクメニューに注文が寄ってしまいますが“夏にシロノワールも食べていただきたい!”という思いを込めて夏でも美味しくお召し上がりいただける演出をするために今回のアイスバー(「ブラックモンブラン」)に注目をしました」

10回以上試作を経て商品化!苦労した点とは?

「アイスバー(「ブラックモンブラン」)のパリパリ感をどう出せばいいのか一番苦労しました。シロノワールの下のデニッシュ部分は熱々なのでそこの部分に触れてしまうとチョコレートがとろっと溶けてしまうので、そこを上手く再現するのに試行錯誤しまして、チョコレートの固さについて一番こだわりました」

先行試食会で提供された試食商品
先行試食会で提供された試食商品

 実際に食べてみると、「ブラックモンブラン」の良さを取り入れられており、64層の熱々デニッシュが全ての美味しさを受け止められており、最初から最後まで楽しく食すことができました。たしかに、「シロノワール ブラックモンブラン」を食べたらアイスの「ブラックモンブラン」も食べたくなりました。

竹下製菓「ブラックモンブラン」
竹下製菓「ブラックモンブラン」

 ぜひ、竹下製菓「ブラックモンブラン」を知っている人も知らない人も食べて見てくださいね!

取材協力:株式会社コメダ

アイス研究家/リサーチャー

1歳1ヶ月からこれまでに食べたアイスの数は、およそ6万個以上。(初めて食べたアイスは「ガリガリ君 ソーダ味」)「アイスは単なるデザートではなく冷凍食品」であることに気がつき東京藝術大学へ進学、年間4,000種類ものアイスの食べ方を研究しイートデザイナーとして「魔法のアイスレシピ」(KADOKAWA)を出版し話題に。様々なメディアを通じて独自の視点でアイスの魅力を発信し続けるアイス評論家としても活動中。

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