お洒落な街のレトロなどら焼き「マガどら」マーガリンと粒餡のしっとりどら焼き&珈琲は街歩きに最適!
書店などに赴くと、旅行系やグルメ雑誌の中に高確率で陳列されているのがカフェや喫茶店に特化した雑誌。少し前はネオ喫茶というワードも巷で耳に、目にすることもありましたね。カフェや喫茶文化に強い街というのは人を惹きつけるということを如実に実感しております。
ここ2~3年で特集を組まれたり、SNSでも多く見受けられるようになった東京都は江東区、清澄白河。四季折々の穏やかな自然美、江戸文化を今に伝える深川江戸資料館、そしてなんといっても欠かせないのが深川めし。しかし、その清澄白河も最近はシングルオリジン(ブレンドしない豆)のコーヒーを提供することでも有名なブルーボトルコーヒーの旗艦店をはじめ、お洒落なカフェが集積する都内屈指のカフェエリアへ。
今回は、そういったカフェのコーヒーと一緒に街歩きしたくなるような和菓子、創業70年余りの和菓子屋「双葉」さんの「マガどら」をご紹介。
あんバターならぬあんマーガリン、バタどらならぬ、マガどらです。しっかり焼けた皮は手に取った瞬間非常にしっとりとしており、焼き目の香ばしさというよりもお醤油のようないわゆる「甘じょっぱさ」を連想させるような香りが立ち上ります。
別立て法という卵黄と卵白を別々に泡立ててからあわせるという一般的などら焼きの皮よりも手間のかかる製法で仕込んだということもあり、非常に軽やかでふわりとした皮です。中餡の水分を吸収し、非常にしっとりとしている一面も持ち合わせており、しゅわしゅわと口の中で溶けていくかのよう。あっさりとしていながらも優しい甘さですね。
その甘さを引き立ててくれるのが、北海道帯広産の小豆を炊き上げた粒餡とマーガリン。とろりとしていながらも粒もしっかりと形を残し、ほんのり心地よい渋みも残した粒餡は、こちらもとろりと滑らかなマーガリンの塩気と相性抜群!マーガリンの塩気が、効きすぎない程度に全体にメリハリをもたらしているので、くどさはなく満足感の高さへと繋がります。
深煎りのホットコーヒーとどら焼きを携えながら、川沿いや清澄庭園を散策するにはぴったりな季節になりましたね。あんこと珈琲、和菓子と珈琲も悪くありませんよ。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<御菓子司 双葉>
公式サイト(外部リンク)
東京都江東区白河2-2-13
03-3641-6840
9時~19時
定休日 月曜