【京都市】東山区『八坂神社』の南楼門横には空也上人が病気治癒祈願した井戸がある!
京都の春がやってきました、観光客や卒業旅行などの人で街中が賑わっています。
その中でもやっぱり人気なのが『八坂神社』と『円山公園』。
少し「八坂神社」の境内を覗いただけでもたくさんの人がご参拝中でした。
そんな「八坂神社」に井戸があるのをご存知でしたか?
藤屋と空也上人ゆかりの井戸は、南楼門に向かって左手にあります。
明治初年まで藤屋という名前の茶店があり、この井戸の清水を沸かし、八坂神社の参詣者に白湯を配るり、身を清めてから参拝したので「清めの茶屋」と呼ばれていたそうです。
醍醐天皇が疱瘡に罹り、多くの人々も病に苦しむ中、空也上人は病気平癒を祈願し、この井戸の水を用いた白湯を人々に施したました。
その白湯を飲んだ人々は病気が治ったと伝わるそうです。
現在は藤屋が無くなり「中村楼」となってます。
空也上人といえば、教科書などにいつも載っている写真で「六波羅蜜寺」さんにある「空也上人の像」が有名ですね♪口から「南・無・阿・弥・陀・仏」と唱えると、その声が阿弥陀如来の姿(6体の小さな仏)に変じたとする伝承があります。
過去記事をご参照くださいませ→
六波羅蜜寺さんから八坂神社までは、徒歩でもそう遠くない距離。
空也上人が「八坂神社」で祈祷した水がいただけた、とは有難い話ですね。
八坂神社
京都市東山区祇園町北側
075-561-6155