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エンジェルスとホワイトソックスの4試合は「奪三振ショー」の予感!? 奪三振率の上位11人中5人が登板

宇根夏樹ベースボール・ライター
ランス・リン(シカゴ・ホワイトソックス)May 26, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 6月26日から29日まで、ロサンゼルス・エンジェルスは、ホームのエンジェル・スタジアムで、シカゴ・ホワイトソックスと4試合を行う。

 それぞれの試合の先発投手は、エンジェルスが、リード・デトマーズ大谷翔平ハイメ・バリーアパトリック・サンドバル、ホワイトソックスは、ディラン・シースマイケル・コペックルーカス・ジオリトランス・リンの予定だ。

 計8人中、半数の4人は、奪三振率のリーグ・トップ10にランクインしている。11.83の大谷が1位、10.90のリンと10.55のシースが4位と5位、10.32のコペックは7位だ。

 ア・リーグで規定投球回以上を投げ、奪三振率9.00以上を記録している投手は、以下のとおり(6月25日時点)。

筆者作成
筆者作成

 奪三振率9.65のジオリトも、トップ10のすぐ下、11位に位置する。また、大谷以外のエンジェルスの投手は、いずれも規定投球回未満だが、デトマーズは69.1イニングを投げて84三振を奪っている。奪三振率は10.90だ。

 今シーズンの二桁奪三振は、大谷が5度、リンが3度、シースとコペックが2度ずつ、ジオリトとデトマーズは各1度。コペックの2度目、5月29日は、エンジェルスが相手だった。4.1回で4失点(自責点4)ながら、10三振を奪った。

 リンは、6月18日に16奪三振。それについては、こちらで書いた。

「防御率6点台の投手が球団記録に並ぶ「1試合16奪三振」。今シーズンの1試合14K以上は他に皆無」

 現在、ホワイトソックスは、借金11を背負っている。34勝45敗だ。ジオリトとリンは、今オフにFAとなる(リンは、来シーズンが球団オプション)。この夏、2人のどちらかが、エンジェルスへ移籍する可能性も、なくはない。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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