【イライラを抑えたい!】とりあえず今すぐできること3選
職場で、家庭で、外出先で…イライラすることってたくさんあります。
しかしイライラの感情を長く引きずっていても良いことは一つもありません。なるべく早く手放したいですね。
根本的な解決も必要ですが、まずは今のイライラをいったん鎮めることのほうが先決です。
ということで今回は、イライラしたときの応急処置を3つご紹介いたします。
1.イライラを10段階で評価する
以前、心臓の手術で入院していた時、看護師さんから「今の痛みを10段階で表すとどれくらいですか?」とよく聞かれました。
痛みを薬でコントロールするためなのですが、10段階のうち今の状態はどれくらいだろう?と考えていると、ただひたすら痛みに耐えている時と比べて、冷静になれている自分に気づきました。
これをイライラにも応用し、「今のイライラする感情は10段階のうちどれくらい?」と考えてみると、客観的に状況を判断することができ、気持ちが落ち着いてきます。
一言で「イライラする!」といっても、その程度には差があるはず。
感情を数値化して、自分はどんな時にイライラ度が3で、どんな時にMAXになるのか、データを取るようなつもりで分析していくと、感情をコントロールしやすくなります。
2.上から自分を見ている様子をイメージする
怒りをコントロールするアンガーマネジメントの一つに、「ハエの目線」という方法があります。「壁に止まっているハエが、イライラしている自分の様子を上から見ていることを想像する」というもの。
ハエを想像するのが嫌なら、鳥でも、壁に飾っている写真でも、何でもいいようです。高いところから自分を見ている(見られている)のをイメージします。
イライラしていると、つい物に当たったり、乱暴な言葉を言ったりするかもしれませんが、その様子を俯瞰で見られていると思うと、ハッと我に返って冷静になれます。
非常にシンプルですが、私自身もとても効果を実感している方法です。
3.目の前にあるものを力強く拭く
イラっ!としたら、とにかく布巾をつかんで近くにあるものを拭きます。テーブルを拭く、スマホを拭く、鏡を拭く、シンクを拭く、洗面台を拭く、窓を拭く、床を拭く…なんでもいいです。力を込めてゆっくり拭きます。
これは「認知の対象を変える」という方法で、イライラの原因以外のことに意識を集中させるわけです。拭いている対象に集中したいので、目線もそちらに向けて、じっと見つめながら拭くようにします。
スマホのような小さなものでもいいですが、机や窓など広い面を拭くほうが、より体を大きく動かせるので、筋肉の緊張もほぐれます。
机を拭いていると、ついでに物や書類なども整理したくなってくるので、終われば身の回りがすっきり。気分転換にもなり、空間が整理され、気持ちも整います。
後悔しないためにも一旦冷静に
イライラしていると、つい人や物に八つ当たりしてしまったり、言わなくていいことを言ってしまったり、キツイ言い方になったり、後になって悔やんだり反省することも多いです。
もし相手に言いたいことがあるとしても、一旦冷静になってからが得策。とりあえず今のイライラを鎮めたい!というときには、ぜひ試してみてくださいね。