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防災士直伝!飲料水のローリングストック術『1週間分の備蓄を日常に取り入れる方法』

栗栖成之防災士ライター
筆者撮影

防災の日から2週間が経過しましたが、みなさんの備蓄状況はいかがでしょう?

先月の8日に発表された「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」にて、各地のスーパーの棚から、ミネラルウォーターが消える現象も起きましたよね。

ただ、どのように飲料水を備蓄すればよいか、分からないと悩んでいる方も少なくないでしょう。

そこで今回は防災士である筆者宅の、飲料水の備蓄法を紹介します。

基本的に水道水で備蓄!常時最大17リットル

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我が家では上記のように、レバー式のウォーターサーバーを利用しているため、停電が起きても24時間はサーバー内の水を利用できます。

しかも浄水器型なので、普段から水道水を4リットルのペットボトルに保管し、ペットボトルからタンクに補充。この手順で、最大17リットルの飲料水を確保しています。

①昨夜補充:給水タンク5L・冷水約2L・温水約2L
②1日前に補充:ペットボトル4L
③昨夜補充:ペットボトル4L

水道水のローリングストック術

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4Lのペットボトル2本に水道水を満タンに入れて、直射日光の当たらないキッチンの隅に保管します。

夫婦2名およそ1日で、サーバーの給水タンクを使い切るため、ペットボトルからタンクに補充。空になったペットボトルに、水道水を満タンに入れて保管します。

ペットボトルは2本あり、どちらが新しい水か分かるように、フタの色を「白と赤」で分けてあります。

水道水は常温で約3日持つ

水道水には塩素による消毒効果があり、雑菌の繁殖を抑えているため常温で約3日持ちます。

そのため、2本のペットボトルを交互に使えば、最長でも2日で使い切るため衛生上問題ありません。

毎日のローリングストックで、災害時には夫婦2人約4~5日分の飲料水を確保できています。

24時間で使い切る理由はウォーターサーバーの構造にある

出典:株式会社ウチムラ 公式サイト シャインウォーター
出典:株式会社ウチムラ 公式サイト シャインウォーター

我が家で使っているウォーターサーバーはシャインウォーターで、水道水をカートリッジでろ過しタンク内で「冷水には紫外線の照射」と「温水には高熱システム」でさらに浄化しています。

これらの機能は停電時には利用できないため、メーカーではサーバー内の水は24時間以内で使い切り、万一残った場合は生活用水として利用するように推奨されています。

ミネラルウォーターでなく炭酸水を備蓄!

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これは我が家の炭酸水専用の小型冷蔵庫で、飲料水として前述した水道水以外にも、常に炭酸水を40本以上備蓄しています。

この炭酸水も筆者が1日1本風呂上がりに消費するので、ローリングストックとなります。

数年前まで風呂上りはビールだったのですが、炭酸水を試したところ意外に風呂上がりにぴったり。ビールから焼酎にして、炭酸水を利用する楽しみ方に変更したところ、備蓄にもつながったという訳です。

炭酸水は優秀な備蓄アイテム

筆者撮影
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先の冷蔵庫以外にも、常温で24本入りを約2箱常備。炭酸水は一般的なミネラルウォーターより、優秀な備蓄アイテムなのです。

  • そのまま飲める
  • 洗髪に使える
  • お米も美味しく炊ける
  • お茶も作れる

このように炭酸水は万能に使える点が、筆者の推しポイントです。

Yahoo!アプリでクーポンをゲット!1本@50円以下で購入可能

筆者撮影
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炭酸水はミネラルウォーターよりも、単価が高いと思われる方が多いですが、実は逆です。

先に紹介した炭酸水2箱分48本は、Yahoo!オークションの70%オフ・クーポン利用で1本@26.8円で購入。上記の支払伝票を見れば、嘘でないことが分かります。

マメにYahoo!アプリの「おトク」をチェックしていれば、Yahoo!オークションやフリマで利用できる、割引クーポンが当たります。このクーポンを利用して炭酸水を、1本@50円以下で継続的に調達できているのです。

実際に上記のとおり、9月末まで1,000円オフ・10月末まで50%オフクーポンを、現在も保有中です。

トマトジュースや麦茶も日常の消費で用意

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夏は麦茶も冷蔵庫に!

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その他にも、常温保管が可能なトマトジュースや夏の定番である麦茶など、日常生活で消費する飲み物も用意して、なくなりかけたら補充する備蓄法を実践しています。

これも立派な備蓄なので、誰でも同様のことを実践しているのではないでしょうか。

生活用水には賞味期限が切れた、未開封のボトル4本を備蓄

筆者撮影
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生活用水として賞味期限が切れたボトルと、切れかけたボトルの計4本を備蓄。未開封なので雑菌などが混入していないため、中の水は問題ありません。

ただ、飲料水としては適さないため、生活用水として約36Lを確保しています。これは、レトルト食品を温めたり、食器を洗ったりするために使用します。

備蓄を楽しくゲーム感覚で行うと面白い!

今回は防災士である筆者宅の、飲料水の備蓄を紹介しました。水道水を使えば毎日のローリングストックとなり、イザと言うときに困りません。

また、500mlの炭酸水を、Yahoo!アプリでくじを引いてクーポンをゲットすれば、自分が毎日飲む&備蓄となり、経済的にも助かりますし楽しいです!

我が家では「日常的に使わないのに、敢えて備蓄する」のは、賞味期限の切れた生活用水となるボトルのみです。

夫婦2人と小人数だからこそできる備蓄法かもしれませんが、水道水や炭酸水の備蓄はおすすめです。備蓄方法には決まりはないため、自分のスタイルで楽しく備蓄することがベストでしょう。

今後は、食料編やグッズ編も公開していきますので、参考になると幸いです。

防災士ライター

これまで、洪水・土砂災害・地震・津波・高潮など、あらゆるハザードマップを作成。2017年に防災士とひょうご防災リーダーの資格を取得。2014年からWEBライターとして活躍し、現在では経験と資格を活かしてさまざまなメディアに多ジャンルにて記事を投稿中!

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