博多の進化系ラーメン

博多ラーメンの人気店のひとつ「ラーメン海鳴」。ついこの間、天神に新店をオープンした進化系と呼ばれるラーメン。博多駅直結のラーメン街、「博多めん街道」でもいただけます。地元の人はもちろん、旅行で訪れた方も数多く訪れるお店。日々行列となる人気店に久しぶりにお伺いしてみました。

海鳴といえば、「魚介豚骨」をメインとし、「ジェノバ」や「つけ麺」、「ベジトン」に「味噌魚介豚骨」などなど、数多くの楽しめるメニューを提供しています。（※メニューはお店ごとに限定麺での提供も多くあります）

それ故に進化系なんて言われますが、基本の豚骨スープがあってこそ。全てのメニューの基本となる「とんこつラーメン」をいただくと、また他のメニューも新たな視点で味わえるかもしれません。

そんな思いながらめん街道へ。インパクトある店構えはここでも健在。入口で食券を購入するシステムです。

とんこつラーメン

メニューにも「迷ったらまずはとんこつ！」なんて書いてありますが、やはり博多ラーメンはこれが基本。博多とんこつを純粋に味わえる一杯です。このベースのとんこつがあるからこそ、アレンジしても美味しい。海鳴の基本となるスープです。白ネギとチャーシューがトッピングされています。美味しそうな豚骨の香りも漂います。

ネーミングされたオリジナルの丼も海鳴ならでは。少し深めの丼のデザインもオシャレ。これもまたひと味違う味わいにさせてくれる演出ですね。

臭みがないように豚骨は丁寧に下処理をおこない、脂を馴染ませた寸胴を綺麗に洗ってから20時間以上炊き込んだというスープ。これが魚介やジェノバのベースとなるのです。濃厚でクリーミィな豚骨スープは、不思議と重くなくサラリとしている。まろやかに味わい良くいただけます。

自家製の麺はメニューにあわせて太さも調整しています。とんこつには細麺をあわせています。まろやかなスープにつるっとした食感にコシも感じ、スルスルっとあっという間にいただけます。さすがの麺とスープのバランスですね。

もちろんスープは完食。豚骨の旨味を凝縮した濃厚スープながらも、あっさりとして後味もスッキリ。最後まで飲み干せるスープです。

このめん街道のみならず、各店舗が大人気店の「ラーメン海鳴」。魚介豚骨やジェノバをいただきたくはなりますが、基本ベースのとんこつもいただいてみると、海鳴の原点が見えてくるかもしれません。このとんこつあってこその進化系ラーメンではないでしょうか。

ラーメン海鳴 博多デイトス店