あなたも私も依存症?:依存症の時代を健康に生き抜くために
■依存症とは
アルコール依存、薬物依存、ニコチン依存、ゲーム依存、スマホ依存、買い物依存、ギャンブル依存、セックス依存。○○依存症と言われるものが、どんどん増えています。すべてが精神医学的に認められているわけではありませんが、私たちは様々なものに依存します。
依存には、「物質への依存」と「 プロセスへの依存」があります。物質への依存は、麻薬やアルコールなどへの依存です。プロセス依存は、買い物やギャンブルなど特定の行動、過程への依存です。
それなしでは生きていけないと感じるような精神的依存もありますし、それがなくなると体に異常が出る身体的依存もあります。
身体に内科的な異常がでればわかりやすいものの、何をどおまでしたら依存症なのかという客観的な指標はありません。それにのめりこみ、自分や周囲が困れば、依存症といえるでしょう。
厚生労働省の調査では、「ネット依存」が疑われる人は成人で約421万人、中高生で約93万人です。ネット依存の90%が、ゲーム障害とも言われています。
アルコール依存症は1パーセントとされていますが、危険な飲酒は日本人男性の14.6%、女性の9.1%にも及んでいます。アメリカ人の約3~6パーセントはセックス依存症とも言われています。
様々な依存症に苦しむ人が、次々と増えています。ここではさらに精神医学的な厳密な意味だけではなく、幅広く依存について考えていきます。人間は、そんなものにも依存してしまうことがあるのです。
現代は、依存症の時代なのです。
■依存症になりやすい人とは
たとえば、発達障害を持っているとゲーム依存になりやすいという研究があります。薬物依存になりやすい人は、一つは刺激を求めるタイプで、もう一つが真面目でストレスに弱いタイプです。
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