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ジャッジが通算300本塁打にリーチをかける。ソトとスタントンはシーズン30本塁打と20本塁打に到達

宇根夏樹ベースボール・ライター
アーロン・ジャッジ(左)とホアン・ソト Aug 11, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月11日、ニューヨーク・ヤンキースの3人、アーロン・ジャッジホアン・ソトジャンカルロ・スタントンは、計4本のホームランを打った。3回裏のソトと5回裏のスタントンに続き、7回裏はソトとジャッジの2者連続ホームランだ。ヤンキースは、8対7で勝利を収めた。

 ジャッジは、シーズン本塁打を42本とし、通算300本塁打にリーチをかけた。これまで、最も少ない出場試合で300本塁打に到達したのは、1087試合のラルフ・カイナーだ。ジャッジがカイナーの記録を更新するのは、まず間違いない。この日の出場は、952試合目だ。

 また、ヤンキースは、レギュラーシーズンの119試合を終えた。残りは43試合だ。ジャッジは、シーズン60本塁打まであと18本。119試合で42本塁打を162試合に換算すると、57~58本塁打となる。

 ソトの2本塁打は、シーズン29本目と30本目。昨シーズンの35本塁打を上回り、2シーズン続けて自己最多となりそうだ。こちらは、通算200本塁打まであと10本に近づいている。

 スタントンは、シーズン20本塁打に到達した。14.60打数に1本のペースは、ジャッジの9.88打数/本には及ばないものの、ソトの14.27打数/本とあまり変わらない。にもかかわらず、ホームランの本数がソトの3分の2にとどまっているのは、左の太腿裏を痛め、6月下旬から7月下旬まで離脱したのが理由だ。通算本塁打は422本。あと9本打つと、歴代50位のカル・リプケンJr.に並ぶ。

 ジャッジ、ソト、スタントンが揃ってホームランを記録したのは、8月11日が3試合目だ。その前の2試合、5月8日と5月24日は、3人が1本ずつ。5月24日は、3人とも、3回表にダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)から打った(「ダルビッシュの1イニング被本塁打3本は初めて!? 相手はヤンキースのソト、ジャッジ、スタントン」)。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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