ジャッジが通算300本塁打にリーチをかける。ソトとスタントンはシーズン30本塁打と20本塁打に到達
8月11日、ニューヨーク・ヤンキースの3人、アーロン・ジャッジ、ホアン・ソト、ジャンカルロ・スタントンは、計4本のホームランを打った。3回裏のソトと5回裏のスタントンに続き、7回裏はソトとジャッジの2者連続ホームランだ。ヤンキースは、8対7で勝利を収めた。
ジャッジは、シーズン本塁打を42本とし、通算300本塁打にリーチをかけた。これまで、最も少ない出場試合で300本塁打に到達したのは、1087試合のラルフ・カイナーだ。ジャッジがカイナーの記録を更新するのは、まず間違いない。この日の出場は、952試合目だ。
また、ヤンキースは、レギュラーシーズンの119試合を終えた。残りは43試合だ。ジャッジは、シーズン60本塁打まであと18本。119試合で42本塁打を162試合に換算すると、57~58本塁打となる。
ソトの2本塁打は、シーズン29本目と30本目。昨シーズンの35本塁打を上回り、2シーズン続けて自己最多となりそうだ。こちらは、通算200本塁打まであと10本に近づいている。
スタントンは、シーズン20本塁打に到達した。14.60打数に1本のペースは、ジャッジの9.88打数/本には及ばないものの、ソトの14.27打数/本とあまり変わらない。にもかかわらず、ホームランの本数がソトの3分の2にとどまっているのは、左の太腿裏を痛め、6月下旬から7月下旬まで離脱したのが理由だ。通算本塁打は422本。あと9本打つと、歴代50位のカル・リプケンJr.に並ぶ。
ジャッジ、ソト、スタントンが揃ってホームランを記録したのは、8月11日が3試合目だ。その前の2試合、5月8日と5月24日は、3人が1本ずつ。5月24日は、3人とも、3回表にダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)から打った(「ダルビッシュの1イニング被本塁打3本は初めて!? 相手はヤンキースのソト、ジャッジ、スタントン」)。