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明日から「SnowMan」福岡ドームライブ 会場アクセスは「地下鉄と臨時直行バス」どっちが便利?

鉄道乗蔵鉄道ライター
福岡ドーム(写真:Muyo CC BY-SA 3.0)

 2024年11月30日(土)から12月1日(日)の2日間にかけて、人気男性アイドルグループSnowMan(スノーマン)の福岡ライブが開催される。会場は、収容人数約4万人を誇るみずほPayPayドーム福岡(福岡ドーム)となるが、このライブ開催により周辺ホテルの宿泊料金が高騰中であることは、筆者の記事(Snow Man この週末は「福岡ドーム」でライブ開催 周辺ホテルは高騰中で1泊5万円の例も)でも触れた。

 さて、福岡ドームへのアクセスは、福岡市営地下鉄空港線と西鉄バスの臨時直行バスが利用できるが、それぞれどのような特徴があるのか調べてみた。

地下鉄だと唐人町駅から約15分歩く必要

 地下鉄で福岡ドームに向かう場合は、空港線の唐人町駅が福岡ドームの最寄り駅となる。唐人町駅までは、福岡空港、新幹線に接続する博多駅、福岡市中心部の天神から乗り換えなしでアクセスできることが地下鉄の強みで、それぞれ唐人町駅までの所要時間は、福岡空港駅からは25分300円、博多駅からは11分260円、天神駅からは5分210円となっている。

 しかし、唐人町駅と福岡ドームはやや離れており、3番出口より約15分歩く必要があり、初めて福岡ドームを訪れる方や土地勘のない方などは天神・博多から福岡ドームに向かう臨時直行バスに乗る方法もある。

 西鉄バスでは、SnowManの福岡ライブに合わせて、天神・博多から福岡ドームに直行するイベント臨時バスの運行を行う。

 行きの便は、11月30日(土)は13時30分から16時まで、12月1日(日)は12時30分から15時まで運行され、天神では天神高速バスターミナル3F6番のりばから、博多では博多バスターミナル1F6番のりばからイベント臨時バスが発車する。運賃は天神と博多のどちらから乗車しても260円となる。なお、福岡空港からの臨時バスは運行されない。

 帰りについては、イベント終了に合わせて随時、天神方面と博多方面に臨時バスが運行される。

唐人町駅から福岡ドームへのアクセス(GoogleMaps)
唐人町駅から福岡ドームへのアクセス(GoogleMaps)

臨時直行バスは渋滞の心配も

 福岡ドームに地下鉄で行こうとした場合、空港線の唐人町駅から15分歩く必要があるが、臨時直行バスでは福岡ドームに直行するため歩く必要はない。しかし、臨時バスを運行する西鉄バスでは公式ホームページ上で、「当日は福岡ドーム周辺の交通渋滞による混雑が予想されます。臨時バスおよび路線バスの到着にも遅れが発生する場合がございますので、ほかの交通機関のご利用もご検討ください」と呼びかけている。

 イベント開催時の路線バスは、渋滞に巻き込まれやすいことから到着時間が読めないことが多々ある。2024年5月22日に山口県山口市の山口きらら博記念公園で約3万人を集めた男性アイドルグループ「King&Prince」の花火イベントでは、約10km離れた新山口駅まで向かうシャトルバスが渋滞に巻き込まれ、新幹線の最終便に間に合わなかった約1000名が駅で一夜を明かす事態が発生したことは筆者の記事(バス大渋滞「キンプリ」ファンが新幹線終電乗れず帰宅難民 会場徒歩20分の駅から電車乗れば解決できた?)でも詳しく触れている。

 行きについては、地下鉄と比べて多少時間がかかっても、駅から15分歩く必要がなく道に迷う心配もないイベント臨時バスが便利かもしれない。しかし、帰りについては、宿泊先を福岡ドーム周辺ではなく、やや離れたところに取っている場合は、到着時刻が読めない臨時バスを利用するよりも、約15分歩いて唐人町駅に向かい、時間に正確な地下鉄を利用した方が賢明かもしれない。

11月29日から営業運転が開始される福岡市営地下鉄の新形4000系電車(写真:PM1511 CC BY-SA 4.0)
11月29日から営業運転が開始される福岡市営地下鉄の新形4000系電車(写真:PM1511 CC BY-SA 4.0)

(了)

鉄道ライター

鉄道に乗りすぎて頭の中が時刻表になりました。日本の鉄道全路線の乗りつぶしに挑戦中です。学生時代はお金がなかったので青春18きっぷで日本列島縦断修行をしてましたが、社会人になってからは新幹線で日本列島縦断修行ができるようになりました。ステッカーやTシャツなど鉄道乗蔵グッズを作りました。

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