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【発達障害】授業中の立ち歩き、落ち着きのなさを劇的に改善した【スモールステップ集中法】

【育児マンガ】夢カナエ保育士 介護福祉士

小学校低学年の頃。彼は授業中いつもそわそわして、机をガタガタさせたり、立ち上がったり、時には、教室の後ろでゴロンと寝転んでいることもありました。

周りから見れば頑張っていない!と思われるかもしれませんが、実はこう見えても、彼の中ではかなり頑張っているんです。

体がウズウズする気持ちを抑えて、なんとか座っているけど、動きたい気持ちが全部は抑えられないから、身近な物を揺らしたり、少しの間立ってみたりと、彼なりに工夫をしているんです。

そんな彼に、学校の先生が行ってくれた方法が『スモールステップ集中法』です。

最初は45分間の授業のうち15分間だけ集中することからスタートします。

これが1か月間続けられたら、次は20分間集中を3か月間続けます。

これもクリアしたら、今度は30分間集中を6ヶ月間続けます。

このように、長い時間をかけて、学年をまたぎながらも、少しずつ集中して授業を受けられる時間を延ばすことができるように指導してくれました。

小学校6年生になった頃には、授業中に勝手に席から立ち上がる事もなく、自分の机に座って過ごせるようになりましたよ。

先生方の根気強い指導には、本当に感謝です!

保育士 介護福祉士

専門職として学童保育や老人介護の現場で、病気や障害を持つ児童や高齢者のケアにあたってきました。自らも、発達障害の診断を受けた子の親として育児に奮闘中。子育てに悩む方のために役立つ情報、専門性のあるケアの工夫を、一般の方にも分かりやすいマンガを通して発信していきます。

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