【札幌市中央区、北区、白石区&厚別区】快速エアポートは揺れやすいという都市伝説?を検証した。
先日、知り合いと快速エアポートについて話していると、エアポートってかなり揺れるじゃないか、という話になりました。
私もそういえば最近は意識してないけど、過去にそう思ったこともあります。
どうなのか?
であれば!今日、所用で新千歳空港まで行くので実測しようじゃないか!
ということで、毎度のことですが、札幌駅から【快速エアポート】に乗り込みます。
今日は、733系。しまった、座席の指定を4Dにしてしまった!
実は少なくとも733系の偶数シートは、一般的に奇数シートよりも窓スペースが狭いのです!721系はまた乗った時に確認します。
それでは、札駅からスタート!
今回は(も)サンドウィッチとコーヒーを用意します。なんだ、早速前回の列車内では駅弁にします宣言から、もはやいつものパターンに戻ったのかよと思われるかもしれませんが、さにあらず。これには意味があるのです。
というのも。
先日、旭川から札幌への戻りで、特急オホーツクに乗った時、キハ283系(振り子は使っていない)が揺れる揺れる!線路由来なのか、列車由来なのか。
いずれにしても、あまりの出来事に、テーブルの上にお茶を乗せて動画を撮ってXに載せましたら思わぬ反響がありました。
ドリンクは、揺れを感じるのに有効だな、と感じました。というわけで今回は、私の震度感知?の目安としてペットボトルのコーヒーを使おうと思ったのです!
いざUシート!
出発。
早速揺れます。しかし大したことない。
札幌駅から苗穂駅の間は、ポイント通過が複数回あるだけではなく、例えば京浜東北線と山手線の線路切り替えが原則ない東京とは違い、かなり効率的に函館本線と千歳線の線路切り替えなどをしているようです。しかし通過速度が遅いために大きな揺れは原作少ないようです。
苗穂駅通過の前後も、引き込み線などとのポイントもあるので結構揺れます。しかしまだ通過スピードが遅いので、不快感は感じません。
白石駅前後も複数回のポイント通過のため少し揺れますが、ここもそんなに大きな揺れは感じません。
(実は新千歳空港からの帰路で気づいたのですが、下りの方はスピードも出ているせいか、上りより少し揺れが大きく感じました。しかし不快に感じるような大きさではない。)
なるほど、駅の前後はポイント通過する場合も多いから揺れるのだな、と思いました。納得です。しかしそれはどの線路もそうですし、格別エアポートが揺れるという感じも、ここまではしませんでした。
しかし。
次に意外なところで、大きめの揺れを感じます。
それは厚別川の前後、なぜ?
平和駅を通過してしばらくして、割とはっきりゆれます。厚別川の手前と向こうで。
なぜ?ここの函館本線と千歳線のクロスは立体交差のはず!
でもここだけコーヒーはペットボトルの中で2cmくらい揺れた!
確認してみると、どうやら厚別川のあたりで、【札幌貨物ターミナル駅】からの線路が合流しているようです。このポイントの揺れが割と大きいようです。
加えて、陸橋を渡る時の揺れもありますね。
ここがおそらく、この路線の札幌市内では一番大きく揺れるところでしょうか。エアポートはスピードも出ているので、なおさらでしょう。
しかし単線。どうしてるんだろ?
この貨物駅への引き込み線は、単線。
厚別川のほんの少しだけ札幌寄りで千歳線の下り線と重なり、反対側の新札幌駅寄りに下り線と上り線を繋ぐポイントを持っているようです。
私の推察では、札幌貨物ターミナル駅を出て千歳方面に向かう上り線貨物列車は、厚別川の上だけほんの一瞬、千歳線の下り線(つまり札幌方面行)を使っているのではないか?そうしてすぐに千歳線の上りに入るのではないか?
(もちろん千歳方面から札幌貨物ターミナル駅に入る下り線貨列車は、単純に引き込み線を使えば入ることができます。)
間違っていたらごめんなさい、でもそうならなんたるロマン!
線路の揺れにも大きな物語があります。
残念ながら私はまだ札幌から白石駅の間の線路の切り替えについては、貨物線の動きも含め理解しきれていませんので、宿題とします。
そのあと、エアポートは新札幌駅も含め揺れることはなく、快適に、滑るように札幌市域を出ました。
付録。
しかし、多くの人が、エアポートが一番揺れると思っていた箇所は、おそらく札幌市を出たすぐのところにあるのがわかっていたので、そこも見ておきましょう。
すみません、ちょっと札幌市内のライセンス地域ライターという趣旨からは外れるのですが。
そこは今どうか。確かに最近気にしていなかったけど、昔は横っ飛びするくらい揺れた記憶があるけど、それはここだったかな?とドキドキで通過します。
それは【西の里信号場】です。エスコンフィールドの2キロくらい札幌寄りのところですね。
千歳線の線形が違った時代にあった1961-73の初代の信号場は別に、今の信号場は1992年に設置され、当初、列車通過用に上下ともに副線がありました。
ここでガタンと大きく揺れた、と過去の記録を引っ張り出してみたら私の書いたメモがありました。この信号場の副線が分かれるところ、そして再度合流するところの2カ所で要注意というマークをしていました。
2017年に副線を外した事になっていますが、私の記憶ではもう少し後まで揺れていた記憶もあります、しかしこれは私の記憶間違いかも。
あるいは、最近整地したのか、あるいは注意して減速して走っているのかもしれません。
いずれにせよ、今でここで揺れることはなく、信号場も単なる閉塞境界(線路を一定区間で区切ったエリアの境界)となりました。
北海道のあちこちには、ポイントや橋梁はなくても線路がロングレールでないのでやたらガタンゴトンいうところ、おそらくは様々な経年変化で明らかに乗り心地が悪いところもありますが、エアポートの走る区間の千歳線はJR北海道にとって最重要区間の一つなので、おそらくポイントや橋を高速で移動しない限り、大きくは揺れないでしょう。
今のエアポート、というわけで以前に比べてそんなに大きな揺れはないようです!厚別川のところだけ、ほんの少し注意してください。また確認してみて違う事象も感じたら、レポートします。
★快速エアポート
JR北海道の公式サイトは、こちら。
★ゆべーるによるエアポート記事
区間快速について。
Uシートに、たった1人。
13列目に注意。
小樽に行くにもUシート。
Uシートで朝ご飯を食べる時の注意。