【札幌市】スープカレーはもしたしたら、来日するインバウンドゲストへの大きな力になるかもしれない!
今回は全国通訳案内士と共に、サッポロコンシェルジュという事業で札幌のガイド組織、札幌の強みを考えた時に感じていることを書きます。
ツアーでいつもお世話になっている、熊本のホテルのブッフェで北海道フェアをやっていました。
ザンギ、北海道コーンのパスタやカスベまで並びます。
そんな中、野菜のみのスープカレーがやたらに人気、というか私が勧めたら、評判が良い。
というのも、このグループには、インバウンドゲストに急増している様々な食事制限がある人がいたからです。
スープカレーは、彼らを救える食べ物でした。
グルテンフリー
小麦などに含まれるグルテンに対してアレルギー反応であるセリアック病の方だけではなく、最近はライフスタイルとしてグルテンを摂らない方も増えているようです。
今回のゲストは小麦粉なしのパスタを希望していましたが、フォーは普通の日本のレストランにはないため苦労しました。
とは言いながらライスは食べられるので、あとはそれに合うおかずですが、その時このスープカレーには小麦粉が含まれていなかったので食べられるのです!
味もスパイシーな感じで、とても喜んでいました。
ベジタリアン
ベジタリアンにもたくさんの種類があります。スープカレーの具材が野菜だけの場合、厳格なビーガン(動物性のものは一切口にしない)以外は対応できそうです(ラストオポベジタリアン、ペスカテリアンなど)
ビーガンに引っかかるのはミルクのみ。つまり味付けのバターなんですが、これをオリーブオイルなどに置き換えることはできないのかな?
工夫したらできそうですね。
コーシャやハラル
特にポークがダメなコーシャやハラルに対応可能。ビーフが食べられないヒンディや仏教の観音信仰の人にも対応できます。
ということで
北海道発のスープカレーは、もしベジタブルのみの場合、世界中の食事制限のあるかなりの人が食べられるのスーパーフードになる予感がします。
こんな食べ方を楽しむ人も。
もちろん、それは北海道の美味しい野菜があればこそ。でも各地の野菜を使いながら、その風味の違いを楽しむのも、北海道が産んだスープカレーでは可能なのです。
さまざまな食事制限に対しては、もうひとつの北海道名物であるラーメンよりスープカレーの方が対応しやすいかもしれません。
スープカレー発祥の地である札幌で、激増する世界のフードリストリクション(食事制限)に対応する食べ物として、もちろん美味しい北海道の白米とセットで、もっとアピールしても良いと思います!