名古屋スイーツ・ぴよりん&シャチボン「どうする家康」コラボ! 大河ドラマ世代にもウケるか?実食レポ
当サイトでもかねてより注目してきたヒットグルメ
名古屋発スイーツとして人気のぴよりん、そしてシャチボン。ぴよりんは名古屋コーチンの卵を使ったひよこ型のプリン、シャチボンは名古屋のシンボル・金の鯱をかたどったシュークリームです。いずれも名古屋駅でしか買えない&食べられないレア感もあり、これを目当てに行列ができることも珍しくないヒットグルメとなっています。
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異例のコラボ企画。見た目、味の両面で工夫が
この人気者コンビが、何とNHK大河ドラマ『どうする家康』とコラボ! 今年の大河ドラマは愛知県出身の徳川家康が主人公とあって、県内のゆかりの地で様々な観光プロモーションが行われていて、この家康グルメもその一環。その名も「徳川ぴよ康」「どうするシャチボン」がそれぞれ2023年1月18日から期間限定で発売されます。
「これまでも様々な期間限定商品を販売してきましたが、テレビ番組とのタイアップは初めて。ぴよりんとシャチボンが歴史上の人物になるのも初めてです」とは販売元であるジェイアール東海フードサービス販売促進課・須藤友彦さん。デザインもかなり凝っていてその分パーツも多く、歴代の限定バージョンの中でも屈指の力作といえます。
見た目だけでなく味にも工夫が。「徳川ぴよ康」は家康の生誕地・岡崎の名産、八丁味噌をババロアに使用し、表面のスポンジにも八丁味噌パウダーが。さらにプリンには岡崎の地鶏・岡崎おうはんの卵を使っています。
「どうするシャチボン」は名古屋人好みの小倉クリームを使用。シャチボンの尾びれがちょんまげ風になっていて、さらにチョコのひげがつき、こちらも家康を意識したルックスになっています。
「『徳川ぴよ康』は八丁味噌があまり主張しすぎないようバランスに気を配りました。ぴよりん、シャチボン、双方に乗っているチョコレートの兜は、大きすぎるとぴよりんのかわいさを損ねてしまい、小さいとシャチボンに乗せた際に目立たないので、ちょうどよいサイズ感になるよう工夫しました」(前出・須藤さん)。
実食レポ! 八丁味噌や小倉クリームテイストの効果やいかに?
筆者は撮影と合わせてひと足先に実食させてもらうことに。「徳川ぴよ康」は味噌の風味は控えめですが、それでも甘さに上品なコクがあり、和の落ち着いたテイストを感じられます。上品な美味しさは、普段洋菓子をあまり食べない人の口にも合いそうです。
「どうするシャチボン」は小倉クリームなのでやはりちょっぴり和テイスト。尾びれにチョココーティング、胸びれはチョコを練り込んだシュー生地が使われ、チョコの苦みも加わっているので、ノーマルバージョンと比べて上の世代にもウケそう。つまり、どちらも大河ドラマの中心視聴者層であるミドル~シニア世代にもお勧めしやすい味わいに仕上がっています。もちろん、主演の松本潤さん効果で増えるであろう女性の視聴者層は、もともとぴよりん、シャチボンの購買層と重なりますから、より相乗効果が期待できます。
「徳川ぴよ康」は一週間、「どうするシャチボン」は一カ月の限定販売
「大河ドラマは視聴者層が幅広いので、今回の限定商品もいつも以上に多様な世代のお客様に楽しんでいただけることを期待しています」と前出・須藤さん。販売期間は「徳川ぴよ康」が一週間、「どうするシャチボン」が約一カ月。全日、売り切れ次第終了で、販売状況によって販売期間前に終了となる可能性もあるので、ご注意を。
「徳川ぴよ康」「どうするシャチボン」はそのキュートなルックスからどの世代にもウケると同時に、親世代への手土産にするのにも向いています。大河ドラマファンから歴史好き、そしてもちろんスイーツ好きなど、いろんな趣味嗜好の人と一緒に食べるほど、話題が広がり、よりおいしく、より楽しく味わえそうです。
(写真撮影/すべて筆者)