1000冊の絵本を集めた私が届けたい絵本 子供の知的好奇心を育む絵本育児【飛行機の絵本】絵本と子育て
子供の好きなものに真っ直ぐになる気持ちって、凄いパワーですよね。虫博士がいたり、鉄道博士がいたり、その知識量と熱量に圧倒されてしまうことがあります。そんな真っ直ぐに何かに夢中になったり、感動したりする気持ち、大切にしてあげたいですよね。
子供の「これが大好き」という気持ちを育むために役立つのが絵本です。 絵本は子供の世界を広げてくれます。 子供の好きなものを知りたいという知的好奇心と、母である私の絵本好き高じて、気が付けば我が家は1000冊の絵本が溢れる絵本屋敷になっておりました。 子供の頃、大好きだった絵本を母になってもう一度手にしたとき、子供たちにあのワクワクした気持ちをたくさん届けてあげたくて、私はまた絵本に夢中になりました。 何度も繰り返し読んでボロボロになった絵本は、大切な我が家の宝物です。
そんな我が家の1000冊の絵本の中から、今回は、憧れる子供たちも多い『飛行機の絵本』をご紹介したいと思います。 パイロットに憧れるお子様はもちろん、飛行機に関わる様な仕事を知るきっかけにもなるので、お子様の世界もさらにぐっと広がっていくと思います。 ストーリーに素敵なメッセージの込められた作品なので、ぜひ読んでみて下さい。
『とべ! ちいさいプロペラき 』福音館書店 作:小風さち 絵:山本忠敬
小さなプロペラ機が初飛行を迎えるまでの物語です。我が家の絵本の中でも、お気に入りで長く活躍している絵本です。主人公の小さなプロペラ機は大きなジェット機と小さな自分を比べて自信が持てません。そんなプロペラ機を励ます大きなジェット機との交流が、とても素敵なお話です。「ひろいそらでは、ぼくらのおおきさのことなどわすれてしまうよ」というジェット機のセリフが大好きです。こんな人生の先輩との出会いが子供たちにも訪れてくれたらいいなと思います。山本忠敬さんの描く絵は、爽快感があって美しく、絵本の世界にグッと引き込まれてしまいます。いつの日か、子供たちが自分の夢を実現して、胸を張って力強く巣立っていく日を願いながら、この絵本を読んでいます。自分の可能性を信じることの大切さを教えてくれる素敵な絵本です。
『ひこうき』 金の星社 作・絵:バイロン・バ−トン
飛行機が着陸して離陸して飛び立つまでの一連の様子を描いた絵本です。途中、様々な種類の飛行機が紹介されているのも面白いです。文章は少ないですが、日常になかなか触れることのない言葉や情報が散りばめられています。管制塔という言葉や空に字を書く飛行機など、我が家の子供達はこの絵本で知ることができました。バイロン・バートンさんの絵は鮮やかで、飾っておきたくなるような可愛らしさで、ついつい集めたくなってしまいます。短いお話なので、1歳前後の小さなお子様から楽しめると思います。
『ジェット機と空港・管制塔 あかね書房』作:モリナガ・ヨウ
飛行機と空港に関連するお仕事について紹介している絵本です。著者が丁寧に取材し、普段なかなか見ることができない空港の裏側ものぞける内容になっていて、大人でも興味深く読めると思います。飛行機が目的地まで無事に飛ぶために必要な仕事や人々の役割について、詳しく描かれています。イラストを交えたわかりやすい説明で、空港や空港の仕事への理解がグッと深まると思います。空港で働く人々のお仕事について知りたい、航空機に興味のあるお子様に是非おすすめしたい絵本です。
『ぼく ひこうきにのったんだ』あかね書房 著:渡辺 茂男 絵:大友 康夫
くま太くんが初めて飛行機に乗って旅をするワクワクドキドキする気持ちを一緒に楽しめる絵本です。モノレールで空港に向かうところや空港での飛行機の見えるレストランでお食事、バスにのって飛行機のタラップの下まで移動など・・・初めての飛行機の旅の様子が楽しく描かれています。「これから飛行機に乗るんだ」というドキドキわくわくする子供にとって特別とも言える時間が生き生き表現されています。トーイングトラクターや牽引車など働く車も登場するで、乗り物好きなお子さんには必見の一冊です。
今回は我が家の1000冊の絵本の中から、飛行機の絵本をご紹介いたしました。飛行機ファンのお子様はもちろんのこと、乗り物に興味がないお子様もぜひ読んでみてほしい素敵な絵本たちです。お子様が何度も繰り返し読みたくなるような素敵な絵本とたくさん出会えますように。
高木美紀
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