1年間で中古マンション価格が大きく上昇した都道府県はどこ?データからみえてきた狙い目は
「マンションレビュー」を運営するワンノブアカインド社が8月31日に「2022年7月 全国主要エリア/47 都道府県 中古マンション相場推移」を発表した。
これは、マンション情報サイト「マンション レビュー」の保有データを元に、昨年7月と今年7月の全国中古マンション価格を比較。エリアごとの中古マンション価格(70平米換算)と1年間の騰落率をまとめたデータとなっている。
全国で、1年前と比べて中古マンション価格が大きく上がった場所(もしくは下がった場所)がどこなのかがわかるし、エリアごとの価格水準も分かる。
今回発表されたデータは、2つ。ひとつは、全国主要エリアごとの中古マンション価格と騰落率を発表したもの。もうひとつは、47都道府県ごとの中古マンション価格と騰落率をまとめたものだ。
このうち、全国主要エリアごとの中古マンション価格と騰落率は、想像されたとおりといえる結果だった。
たとえば、全国で最もマンション価格が高いのは、「都心 5 区(千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区)」で、2022 年 7 月の推定価格は 8479 万 1100 円。次いで、「城南(品川区・目黒区・大田区・世田谷区)」の5868万6800円。3位が「城東(台東区・墨田区・葛飾区・江東区・江戸川区)」で、4912万8600円……まあ、そうなるだろう、という結果だったわけだ。
これに対して、はるかに興味深かったのは「47 都道府県 中古マンション相場推移」の結果だった。
全国の47都道府県のうち、この1年で中古マンション価格が大きく上昇したと考えられる場所はどこか。
調べてみると、狙い目となりそうな場所、もしくは、しばらく様子を見たほうがよさそうな場所がみえてきた。
なお、タイトルで掲げた地図は、中古マンション価格で最も高い上昇率となった県の形……おわかりだろうか。それは福井県だ。
福井県は、1年間に中古マンション価格が23.34パーセントも上昇した。といっても、福井県が全国一の狙い目かというと、それはまた別問題なのである。
上昇率の高さで気になるエリアは……
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