2025年3月廃止!北海道中央バス昼の駒岡線に乗車【札幌市南区】
北海道中央バスは2025年3月末に札幌市南区を走る駒岡線(南92・外部リンク)を廃止する事を決定。2024年6月中旬に地域住民らに通知されました(報道・外部リンク)。
中央バス駒岡線は札幌市営地下鉄南北線の終点・真駒内駅ー駒岡小学校・恵開拓記念碑を平日11往復、土日祝10往復する路線(外部リンク)。平日4本、土日祝3本が地下鉄真駒内駅ー恵開拓記念碑、残りの平日18本、土日祝17本が真駒内駅ー駒岡小学校で運行中です。
中央バス駒岡線の廃止が札幌市内中央バスの他の廃止路線と比べ問題が大きくなった理由は駒岡小学校児童の通学。通学利用があるにも関わらず運転手不足等を理由に中央バスが廃止する理由は、他の時間帯の利用状況にあります。
利用状況を探るべく2024年秋の平日、日中に中央バス駒岡線を往復で利用しました。乗るだけでなく、沿線の札幌市保養センター駒岡(外部リンク)を日帰り利用しています。
なお児童通学がある朝の状況は、
2025年3月廃止!朝小学生が登校で利用・中央バス駒岡線【札幌市】
を参照願います。
地下鉄南北線真駒内駅から乗車!
札幌市南区役所最寄・札幌市営地下鉄南北線の終点・真駒内駅から中央バス駒岡線に乗ります。
中央バス駒岡線は駅の南側にある3番のりばから発車。地下鉄真駒内駅を発着するバス路線は多く、初めて利用する人はのりばが判りにくいかもしれません。
地下鉄から乗り換える場合、真駒内行き電車の前側に乗り、南改札口を出ると近いです。
筆者が乗車した便は9人の乗客を乗せ(筆者含む)て真駒内駅を発車しました。途中南町5丁目で1人、駒岡清掃工場で1人降車し目的地へ向かいます。
福祉施設・札幌市保養センター駒岡へ
筆者が向かった先は、真駒内駒岡地区にある老人休養ホーム・札幌市保養センター駒岡。
バリアフリー設備が充実し、介護職員がいる宿泊が可能な施設ですが、お年寄りだけでなくどの年代の人も、札幌市民以外の人も利用出来ます。また日帰り入浴(10:00~20:00・外部リンク)、更にレストランでの昼食(11:00~16:00・外部リンク)も可能。
保養センター駒岡敷地にあるバス停で筆者を含めて4人が降りました。バスは乗客3人を乗せて駒岡小学校方面へ。
バス停は保養センター駒岡の出入口すぐ。出入口付近で旋回が必要なためです。
保養センターの建物はバス停から奥。
センターの玄関まで中央バスは行けません。足が悪い人は、程度によっては駒岡線利用でなく別の交通手段が良いと思います。
筆者は保養センター駒岡到着後、大浴場へ。大浴場は近くの駒岡清掃工場の余熱を利用しています(外部リンク)。温泉ではありません。玄関前にある1階受付で入浴券を購入後、2階に移動し入浴。貴重品は返却式コインロッカーを利用しましょう。シャンプーやボディーソープは浴場に完備。
ちょうどお昼時に訪問したので、入浴後は1階レストランで昼食(外部リンク)。
なお真駒内駅でバス待ち中に保養センター駒岡の送迎ワンボックス車を目撃しました。センターでは団体や特定の宿泊プランを利用する場合、無料送迎を実施中(外部リンク)。
日帰り入浴と昼食後、再び駒岡線で真駒内駅へ戻ります。
保養センターから地下鉄真駒内駅へ!
既に2人の乗客が乗った駒岡小学校発真駒内駅行バスが保養センター駒岡バス停に到着。
保養センター駒岡からの乗客は筆者を含め5人でした。南町6丁目で1人降りた他は真駒内駅まで乗車。
真駒内駅の降車バス停は、地下鉄駅の向かいにあります。
筆者を含めて6人真駒内駅前で降車しました。
ちなみに筆者が乗車した便の折り返し、駒岡小学校行きは1人の乗客で真駒内駅前を発車しました。便や時間帯によって変動があり、これだけでは判断出来ませんが、日中の利用は少ないといえるでしょう。
2025年4月からの新交通体制において、保養センター駒岡利用者のバス乗車状況も踏まえたものになることを願います。
【追記】
2024年11月14日、札幌市は2025年4月からの駒岡線の運行を札幌ばんけい(ばんけいバス・外部リンク)が引き継ぐ方針と報道(外部リンク)されました。
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