2025年3月廃止!朝小学生が登校で利用・中央バス駒岡線【札幌市】
北海道中央バスは2025年3月末に札幌市南区を走る駒岡線(南92・外部リンク)を廃止する事を発表しました。駒岡線廃止が注目される理由は住民利用だけでなく、駒岡小学校児童の登下校があるからです。
そこで平日朝の駒岡線にも乗車しました。
なお朝6,7時台が恵開拓記念碑前→駒岡小学校→地下鉄南北線真駒内駅の2便しかありません(土日祝は1便)。今回はやむを得ず朝6,7時台は車で追いかけ、朝8時台の真駒内駅→駒岡小学校→真駒内駅に乗っています。
下校時は今回乗車していません。
先日書いた、
2025年3月廃止!北海道中央バス昼の駒岡線に乗車【札幌市南区】
と併せてご覧ください。
朝6・7時台は真駒内駅行のみ運行
駒岡線の朝一便が平日6:40恵開拓記念碑発、土日祝は7:25発です。平日朝6:30に恵開拓記念碑に行くと、既に中央バスが西岡営業所から回送されて発車待ちでした。
バス停周辺の建物はわずかですが、平日朝2本(土日祝1本)、夕方に2本(1往復)発着します。
先に駒岡小学校に行き、朝一便を撮影。このとき乗客はゼロでした。
先回りして真駒内駅で6人降車を確認。
朝一便の車両は、降車停留所の向かいにあるバス停群で少々休憩後、再び恵開拓記念碑へ回送していきました。
恵開拓記念碑前7:25発真駒内駅行きは真駒内駅前に7:45に到着し7人降車。平日の朝利用は意外と少な目でした。
駒岡小学校行き始発に児童乗車!
駒岡小学校前行の始発は平日8:03(土日祝は8:05)。7:50頃乗り場へ行くと、既に小学生と一般客でバス停は賑わっていました。
小学校職員が2人おられ、うち1人は乗車し、もう1人は車でバスより先回り。
当日は児童31人と大人13人(うち筆者と小学校職員1人含む)が真駒内駅から乗車。大人はどんどん降車していきましたが、児童は途中からも乗車ありました。
終点の駒岡小学校では児童と小学校職員1人、筆者のみ下車。
降車時に同乗した小学校職員に質問すると、児童の登校は朝8:03真駒内駅発のみ利用で、後の便は遅刻する児童が利用するとのこと。
折り返し便は地域住民が利用
筆者は駒岡小学校で降車し、すぐに発車する折り返し便8:25発に乗りました。駒岡小学校から筆者と地元住民1人でスタート。
駒岡団地で6人乗車。
途中、札幌市南部のごみ処理拠点・駒岡清掃工場を見ながら進みます。
駒岡清掃工場の排熱を利用した大浴場がある札幌市保養センター駒岡バス停に立寄。乗降はないまま進みます。
バスは8:40に真駒内駅に到着。筆者を含めて8人降りました。
朝の児童利用便は確かに満員に近い利用で、地元住民や小学校関係者や保護者、彼らの意向を受けた議員などが懸念を示すのは理解しました。
まとめ
2025年4月からの運行方法をどうするのか、札幌市の方針が注目されます。
札幌市は既にデマンド交通の実証実験を南区と手稲区で実施中(外部リンク)ですが、駒岡線は道内他の自治体で実施された、中央バス廃止後の代替交通を参考にするのが良いと筆者は考えます。
【2024年11月15日追記】
2024年11月14日、札幌市は2025年4月から駒岡線を札幌ばんけい(ばんけいバス・外部リンク)が引き継ぐという代替案(報道・外部リンク)を出しました。
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