【大阪/枚方】狛犬の顔が可愛すぎる!? 境内に「ゼロ磁場」がある意賀美神社へ
はらぺこライターの旅人間です。今回は大阪府枚方市にある神社でみかけた「狛犬」の顔が独特で、可愛いと言うか、ユルイと言うか…。どうしてこんな表情なのか?宮司さんに聞いてみた。そんな情報をシェアしましょう。
神社で見かける狛犬ですが、時々「あれ?少し顔が…」って時がありますよね。もしかしたら同じような共通点があるのかもしれません。
そして、最後にゼロ磁場の情報も。
狛犬とは…
狛犬の起源はペルシャ、インドにおけるライオン(獅子)を象った像という説がある。そのライオンをルーツに、日本で独自の進化を遂げたと言った感じだ。いずれにせよ想像上の生物とされている。
私たちは狛犬を1対で「狛犬」と捉えることが多いが、実は左右の形が違う。向かって右側が“阿”(ア)と口を大きく開けた獅子。左側が“吽”(ウン)と口を閉じた狛犬で、古くは角を持っていたとされる。
神域を守る威厳に満ちているが、中には「ん?」と感じるものも…。
意賀美神社(おかみじんじゃ)へ
例えば、意賀美神社(おかみじんじゃ)の末社 琴平神社には、見た目がとってもユルイ狛犬が鎮座している。
向かって右側が“阿”(ア)と口を大きく開けた獅子だから…、正確に言えば、こちらは「獅子」ですね。(※以下は狛犬と記載)
そして、左側が“吽”(ウン)と口を閉じているのが「狛犬」だ。これは口を閉じているのだろうか?歯が見える。
とっても愛嬌があるが、それにしても何故…と言ったら変だが、威厳のある狛犬と可愛らしく見える狛犬があるのだろうか?このギャップは一体?
意賀美神社の宮司さんに聞いてみた。
すると、細か事までは分からないそうだが…
江戸時代に狛犬の建立ブームがあったという。それは武士や町民の間で盛んだったそうだが、中には「狛犬」を詳しく知らない石工が近所のイヌをモデルにしたり、お洒落感覚でユニークにつくったケースもあったのではないか…と。
なるほど!これは私の勝手解釈になるが、狛犬ブームの中には現代で言うゆるキャラ的なものも当時は多かったのかもしれない。そう考えると、ますます狛犬が愛しく感じてくる。色々な狛犬を見て回りたくなる。
ちなみに、同じ敷地内にある末社 稲荷神社では…
こちらの狛犬も個性的だった。
阿(あ)・吽(うん)の形を意識的に見れば、口は閉じてるけど歯が見える。先ほどの琴平神社の狛犬も同じような感じなのかもしれません。
そして意賀美神社へ。
同社は創建年代は不詳で淀川の鎮守として、古来航行の船人達が通航の安全と水害排除祈願のために創建されたのが始まりだとか。高神、素盞鳴尊、大山咋神、大国主神が祀られている。
ここには威厳ある狛犬の姿が見られる。
この狛犬は新しいもの。少し離れた場所に旧狛犬が安置されている。
ゼロ磁場の話…
ちなみに余談だが、宮司さんにお話を聞いていると、狛犬以外に「ゼロ磁場」の話が出た。ん?なんか聞いた事あるぞ。
説明の書かれた紙を頂いたので、読んでみると…ゼロ磁場とは、一般的には断層に関係があり、プラスの力とマイナスの力が押し合って発生する地中からのエネルギーのようなものだとか。
例えば、日本最大の断層である「中央構造線」が縦貫する長野県伊那市の分岐峠が有名で、伊勢神宮や高野山などの聖地と伝わる場所でも確認されているという。
それが、ココにあると言う。
宮司さんに曰く…
本殿階段の2段目と3段目で方位磁石の針がグルグル廻るという。「え?やってみよっかな」とスマホを取り出すと「スマホでは止めた方が良いよ」とストップがかかった。スマホが壊れるリスクがあるようだ。
方位磁石は持っていないなぁ~と今回は諦めることにした。愛嬌たっぷりで可愛らしい「狛犬」と「ゼロ磁場」を見に、ぜひ足を運んでみては如何だろうか。
琴平神社・稲荷神社・意賀美神社
住所:大阪府枚方市枚方上之町1−12
地図(外部リンク)
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