や2023年10月にエッセイ『晴れ、そしてミサイル』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を出版した渡部陽一さん。その独特な話し方とキャラクターが人気を呼んでいるが、そんな渡部さんがテレビのバラエティ番組に出演するようになったきっかけについて、話を聞いてみよう。
結婚は僕にとって、人生最大の決断だった
2009年、36歳のときに結婚をして、自分の家族を持った渡部さん。命をつねに危険にさらす戦場カメラマンにとって、これは重大な決断だった。
守らねばならない存在が大きくなったことで、不安になることはなかった。むしろ、責任が重くなればなるほど、心の底から元気がみなぎってきたという。
バラエティ番組に出ることに、最初は葛藤がありました
自身の結婚と時を同じくして、テレビのバラエティ番組によく出演するようになった渡部さん。きっかけは、TBSの『笑撃!ワンフレーズ』という番組から出演のオファーをもらったことだという。
探偵やバーテンダー、引っ越し屋さんなど、さまざまな職業を持つ人の裏話を聞くというコーナーで、戦場カメラマンとして登場してほしいというオーダーだった。
もちろん、報道番組ではなく、バラエティ番組に出演することについて、さすがに最初は「出てよいものだろうか」という葛藤があったという。
その結果、渡部さんはその独特な話し方とキャラクターが評価されて、他のバラエティ番組でも引っ張りだこの人気者になった。
出演する番組も当初は深夜番組だったが、次に呼ばれたときには22時になり、19時のゴールデンタイムになり、ついには12時のお昼の『笑っていいとも!』という国民的な人気番組にレギュラー出演をするようになった。
戦争の犠牲者である「子ども」たちを、つねに見つめていきたい
子どもの存在は渡部さんにとって、特別な存在だ。
我が子の存在はもちろんだが、世界中の紛争地、戦地にいる子どもたちのことを、彼はつねに考えている。
※この記事は、かっこよく年を重ねたい人におくるWEBマガジン「キネヅカ」に公開された記事を加筆・修正したものです。是非、そちらの全長版も読んでください。
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