はらぺこライターの旅人間です。今回は和歌山市内から食レポです。

和歌山市内に来たら、やっぱり食べたくなるのが和歌山ラーメンですね。これは地元で昔から親しまれてきた ”中華そば” のこと。

素朴で庶民的な味は店ごとに特徴があってハシゴするのも楽しいです。

今回は市内の南のエリア、和歌浦に近い「中華そば専門 丸三」 というお店に来てみました。片男波海水浴場から車で6分ほどの場所にある。

さて、和歌山の中華そばと言えば…

テーブルに置かれている「早寿司」が有名。これは発酵させた紀州名物の「なれずし」とは違い、お酢でしめた鯖の切り身と酢飯で発酵させずに寝かせたもの。

自由に食べることが出来て、お会計は自己申告制となる。

中華そばと一緒に食べても良し、待っている間に食べても良し。

「そもそも中華そばとお寿司ってあうの？」

って感じる方に一言アドバイスするなら、相性は驚くほどに抜群に良い。和歌山に来たらぜひトライしたい。いや、これはマストでしょう。

和歌山の中華そばは、一般的に醤油メインの黒く透き通ったもの（車庫前系）か、豚骨メインのマイルドで濁ったもの（井出系）に分かれる。同店は後者だ。

しかも、コッテリ度はまぁまぁ高い方かと…。

ただ、チェーン店と違い、その日によって、その時間帯によって濃度が違うように感じることがある。

食べやすいと感じる日があれば、今回は際立って濃厚…と感じる日も。ここは意見が分かれる所ですが、この変化もまた魅力の一つだと言えるだろう。

スープはアツアツで、麺を持ち上げると湯気が一気に立ち上がる。スープは少し重めだが、世にいう豚骨ラーメンとは全く異なる。コクがあって、まろやかで、いい具合のコッテリ感。そして醤油と豚骨のバランスが素晴らしい。

さすがは和歌山を代表する名店と言った印象だ。

ただ、豚骨臭があるので、ここは好みが分かれるかもしれないが…。機会があったら、ぜひ行ってみて下さい。

＜関連記事＞

【和歌山市】ご当地ラーメン巡りで美味しい”中華そば”と言えば「アロチ本家丸高」は絶対に外せない