【河内長野市】子育てに河内長野が最適な理由はこれです!ノバティながの最上階にある「あいっく」をご紹介
河内長野駅前にあるノバティながのは、河内長野駅前に来てそこから電車の乗ったり、バスに乗ったりするときなどに必ず目に入りますね。
その建物の上を見ると、「ノバティながの」のすぐ下に「あいっく」と書かれた看板があります。これはいったいどんなところなのか、ずっと気になっていました。
南海電車や近鉄電車に乗っていると、このような広告が貼られています。これは河内長野に移住する人を河内長野市が支援募集している広告ですが、この中に「子どもも大人も住みやすい」という文言があります。
実はこの「子どもも大人も住みやすい」、つまり子育てに最適な河内長野と言えるのは「あいっく」の存在を抜きにしてい語れないことがわかりました。
「あいっく」が気になったきっかけは、ノバティながのが11月に、34年ぶりに屋上を開放した日のこと。ノバティながの最上階の5階でみんながオープン時間になるまで並んでいたので、私もその後ろに並びました。
実はこの行列では屋上に上がれず、4階から屋上に上がることを後で知ったのですが、そのときに並んでいた右側に「あいっく」と書かれた場所があり、何組もの小さなお子さんを連れた親御さんが中に入っていっていたのです。
それから「あいっく」という存在がとても気になっていたというわけです。
小さなお子さんがいる人にはお馴染みの場所なのかもしれませんが、私のようにそうではない立場の者にとっては未知の場所。そこで、「あいっく」とは、そもそもどんな組織なのか?どんなことをするところなのか、お邪魔して詳しくお話を聞いてみることにしました。
こちらが「あいっく」の入り口です。
「あいっく」のキャラクター、最初は気づきませんでしたが、頭の形が河内長野になっているんですね。
ちなみに河内長野市での直近の出生数は445人だそうです。今年、20歳(はたち)のつどいに該当する人が900人台ということをみると、明らかに少子化が進んでいるのがわかりますが、そんな少子化となっている子育ての問題を支援・サポートするのが「あいっく」です。
こちらが「あいっく」の施設内のレイアウトです。メインがわくわく(支援ゾーン)で、そのほかにもファミリーサポートセンターやすくすく(相談ゾーン)、子ども交流ホール(貸室)があります。
入口から楽しそうな雰囲気です。ただこの風船は取材日直前にイベントがあったからなので、いつもあるわけではないようです。それにしても、風船のモックルはとても上手にできていますね。
入口入ってすぐのわくわく広場には、子どもたちが遊べるようなスペースがあります。
またミニチュアの建物があちらこちらに置いてあります。これは、河内長野の姉妹都市、カーメル市の有名建築物なのだそうです。
今は寒さのピークなので、寒い公園ではなく、「あいっく」で子供を遊ばせるのは最適のような気がします。ただしコロナ禍の為、現在は事前予約制とのことなので、ご注意くださいね。
このように、おもちゃのキッチンでままごと遊びもできます。
わなげのコーナーがありますね。このように、子どもたちが自由に好きな遊びができる空間になっています。
わくわく広場は大きなスペースを使っていますが、「あいっく」には別の場所にこのように小さな部屋があって、個別にも遊べるようにもなっていました。
別のフロアにはベッドがあり、乳児のお昼寝にも利用できます。
小さな子供のための施設らしく、トイレも小さなお子様の大きさに合わせていました。ほんとうにかわいいですね。
子どもだけではなく親(ママ)のための交流スペースがあります。
実家が遠いママだけでなく、いろんな同じ境遇のママ同士が子育ての悩みを語り合う育児サークルの場所です。
こういう機会を作ることで、ママが孤立しないようにという思いもあります。
またこのようなフリーボックスがありました。ここに貴重品を預けることができるので、荷物を気にせずお子さんと過ごせるのはとてもいいなと思いました。
現在はコロナ禍のため、その利用は市内在住の子どもとその保護者に限定した完全予約制となっていますが、「あいっく」は駅前でとても充実した設備であることもあって、以前は他の自治体に住んでいる人からの利用がとても多かったそうです。
しかも近隣の自治体だけでなく、全国各地から遊びに来ている人がいるという点は本当にすごいですね。コロナ禍前の平成31年にはついに全国制覇したとのこと。
さらに海外からも、多くの親子が「あいっく」に来ていることがわかりますね。ただし、残念なことに現在はコロナ渦なので、利用は河内長野市内在住の方に限っています。
このように、子どもの好奇心を向上させながら楽しく遊べる場所があるわけですが、「あいっく」の正式名称は「河内長野市立 子ども・子育て総合センター」。子育てのための市の施設であって、単なる遊び場ではありません。
「あいっく」では、子育てに関わる次の6つの事業を行っています。
- 子育て支援事業
- 幼児健全発達支援事業
- 家庭児童相談室事業
- かわちながのファミリー・サポート・センター事業
- 一時預かり事業「ピーチルーム」
- 子ども交流ホール「管理・運営」事業
1.子育て支援事業(問い合わせ先:0721-50-4664)
これは、市内に在住している就学前までの子どもを育てる家庭を応援するための、地域子育て支援事業のことです。
例えば、子育てを応援する育児講座やイベントを開催。0歳から就学前までの子育てにかかわる相談にも応じているとのこと。電話相談は開館時間であれば随時行っているそうなので、少しでも子育てに不安や疑問を感じたら気軽に相談してみましょう。
予約制で来館相談も行っています。
また希望があれば、保育士の資格を持つ人が自宅訪問して、育児もしくは遊びの紹介もしてくれます。
居住地域の子育て活動の応援として、その地域にある支援団体と共に、親子で楽しく過ごせたりする場所の提供を行っています。
子育てサークルなどへの絵本やおもちゃの貸し出しを行い、スタッフが手遊びや紙芝居を行うこともあるそうです。
またママがアクセスしやすいようにと、情報発信として「キラキラねっと(外部リンク)」や、河内長野市役所の公式LINEを使って子育て情報を発信しています。また、電話か直接スタッフに確認すれば、次のような市内の情報提供も行ってくれます。
- 子ども・子育て総合センター「「あいっく」」だより「きらきら」を毎月発行
- 子育て支援ガイドの発行
- 子育てはがき通信の発送(子育て中のすべてのご家庭に発送)
この動画では、なんと島田市長がペンギン体操をしています!
「あいっく」では、このように親子で楽しめるような、いろんな動画を公開しています。家事等の用事をしたい時に、テレビ代わりにお子さんに見せてあげてもいいし、いっしょに見て楽しむこともできますね。これなら市外の方もお好きな時間に楽しめます。
2.幼児健全発達支援事業(問い合わせ先:0721-50-4671)
これは、毎日の育児や幼稚園や保育園で「言葉が遅い」「落ち着きがない」「友だちと上手く遊べない」「人見知りがひどい」という風な、お子さんの成長に心配ごとがある人向けの事業です。
市内在住の小学校入学前のお子さんを対象に、電話相談や1時間程度の来室相談を行っています。
また、1歳7か月健康診査などで保健センターから紹介された親子さんや、富田林保健所などの機関、もしくは市の広報紙で募集した未就園児とその保護者さんを対象に、親子ふれあい教室「いち・に・のジャンプ!」を行っています。
市内在住の年中・年長のお子さんの保護者さん向けに、子どもの落ち着きのなさや何度言っても理解してもらえない子どもの行動を理解するために、親が学べるペアレントトレーニングも行っています。
さらに市内で生まれたすべてのお子さんを対象に、子どもひとりひとりの成長を見守る育児ダイアリー「サポートブックはーと」を配布しています。
誕生からのお子さんのことあれこれを記録できるノートなので、お子さんが成長した時に素敵なプレゼントになるのは間違いありません。
3.家庭児童相談室事業(問い合わせ先:0721-50-4671)
こちらは、市内在住の0から18歳のお子さんに関する相談を行っています。これは子どもと保護者(ご家族)の双方の相談に応じる事業で、心理の専門家である相談員がカウンセリングを行っています。
(1)子どもの発達・行動上の問題、性格の不安や心配事
「落ち着きがない」、「言葉が遅れている」、「集団になじめない」、「学校や幼稚園、保育園へ行きたがらない」、「自己主張が強い」、「夜尿」、「チックがある」といった症状があるお子さんに対するサポート。
専門の相談員なので、どんな悩みや心配事も安心して相談できるようになっています。
- 幼児・小学生(プレイルームで相談員と一緒に過ごして遊び、心穏やかに育つお手伝いをします)
- 中学生・高校生(困っていることやモヤモヤした気持ちに相談員が寄り添って、一緒に考えます)
(2)保護者(ご家族)の家族関係の不安や心配ごとへのサポート
「子育てが不安」、「子どもをかわいいと思えない」、「親子関係で葛藤がある」、「家庭内でトラブルがある」などの悩みを持つご家族をサポートする事業です。
まず相談員が悩みごとの内容を聞いたうえで今後の方針を立て、お母さん・お父さん・ご家族が子どもに向き合う時の不安や葛藤、家庭内でのトラブルなどを、相談員と一緒に整理していきます。
せっかくのサポート事業ですから、これくらいはと思わず、少しでも不安があればどんどん活用したい制度ですね。
また子育てQ&A学童期編(外部リンク)では、小学生の子育ての悩みを共有しています。該当するお子さんがいる方は、同じような悩みや不安が無いか、読んでみることをお勧めします。
4.かわちながのファミリー・サポート・センター事業 (問い合わせ先:0721-50-4670)
子育てのサポートを受けたい人(依頼会員)と、逆に子育てのサポートを行いたい人(提供会員)が会員となり、子育てを地域で助け合う活動です。
依頼会員(サポートしてほしい人)は、市在住で生後2ヶ月から小学6年生までの子供を持つ人。逆の提供会員(子育てのサポートしたい人)は、市在住で子どもが好き、自宅で預かることができ、心身ともに健康でボランティア精神のある人が対象です。
保育士などの資格は不要ですが、普通救命講習と事故防止に関する講習を受ける必要があります。
これは会員登録制ですが、無料で随時募集していて、特に提供会員さんが不足しているということでした。
具体的なサポート内容は次の通りで、基本は平日の6:00時から20:00まで。依頼会員さんの利用料金は、1時間当たり700円、それ以外の土日祝日の場合は800円で、直接依頼会員さんが提供会員さんに利用料金をお渡しするというシステムです。
具体的なサポート内容は次の通りですが、詳細はお問い合わせください。
- 保育施設への送迎、保育施設終了後の預かり
- 学校の放課後及び放課後児童会終了後の預かり
- 習い事への送迎
- 保護者が病気の時(通院等)のサポート
- 外出やリフレッシュ時のサポート
- その他、依頼会員が必要とする子育てのためのサポート
5.一時預かり事業「ピーチルーム」 (問い合わせ先:0721-50-4664)
有料となりますが、事前に登録しておくことで、病院への通院や買い物などの理由で短時間、お子さんを「あいっく」で預かる制度。対象となるお子さんは、生後6ヶ月から就学前です。
登録には母子手帳と本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)が必要です。利用時間は10:00から17:30までで、休館日である水曜日と年末年始を除きます。1時間単位での利用で1時間500円で最長4時間、月あたり8回まで利用可能です。
どうしても子供を短時間誰かに見てほしいときに、これは本当に助かります。
6.子ども交流ホール管理・運営事業 (問い合わせ先:0721-50-4664)
子ども交流ホールを有料で貸し出ししているので、様々な講座やイベントに利用できます。定員60名使える全面のほか、分割した定員30名での利用もできます。施設利用についてはこちら(外部リンク)を参考にしてください。
センター長は、まだまだ「あいっく」のことは市内の子育て世代には知られていない、活用されていないところがあるので、ぜひ積極的に活用してほしいということをお話しされていました。
ちなみに「あいっく」では、市内在住の該当者向けに、2月に次のような募集を行っています。
基本は河内長野市役所公式のLINE(外部リンク)で、申し込んでほしいとのこと。募集内容によっては、電話とはがきの受付があるので、お気を付けください。
それらのお問い合わせは「あいっく」(0721-50-4664)まで。
河内長野市は、自然や歴史が豊富なだけではなく、特定校の天見小学校や山の中腹にある長野高校、また短期大学や大学もあって教育面がとても充実しています。
お子さんを持つご家庭への移住先に、河内長野は本当に向いている町だと改めて感じました。
この「あいっく」も、かつては近隣自治体から多くの親御さんが利用していたほどで、市内の子育ての司令塔として本当にいろんなことをしている。お話を伺いながら子育てで日々大変な思いをしている親御さんに寄り添ったとてもよい施設だと思いました。
小さな子どもがいる家庭には本当に重宝する「あいっく」、せっかくですから、もっと積極的に活用しましょう。
河内長野市立子ども・子育て総合センター「あいっく」(外部リンク)
住所:大阪府河内長野市本町24-1ノバティながの北館5階
電話番号:0721-50-4664
営業時間:10:00~16:00
定休日:水曜日
アクセス:南海・近鉄河内長野駅から徒歩3分