子育ての何が1番しんどい?「もう限界...」となる前に
育児や子育てにおいて、何が1番つらいと感じているでしょうか?
「子どもの将来が心配」「子どもとの関わりかたが合っているか不安」などの悩みが尽きない点でしょうか。
メンタル的な大変さもあるとは思いますが、シンプルに「子どもの体力についていけない」などの身体的なつらさが1番という親御さんも多いのではないでしょうか。
前回は、育児中でもできる手軽に心を癒す方法3選をご紹介しました。
今回は「子育てでカラダが限界」な私の叫びとともに、役立つ情報をご紹介したいと思います!
これからパパママになる方にとっても、対策として知っておくと便利な情報かもしれませんよ。
毎日どこかしらが痛い
「寝ても疲れが取れない」「ふとしたときに体のあちこちが痛い」なんてことありませんか?
子育ての疲れというと、メンタル面を想像しがちですが、子どもの抱っこやお世話などは肉体的にも疲れてしまいますよね。
メンタルよりも「身体的な体調を整えるほうが簡単」だと思われる方もいると思いますが、気力で乗り切っている部分もあるのではないでしょうか。
「湯船にゆっくり浸かって疲れを取りたい」と思っても、子どもと一緒に入ると、なかなかそうはいかないですよね。
「熟睡したい」と思っても、子どもの寝相が悪かったり、夜間授乳が必要だったりするとそれも困難です。
夫に子どもを預け、マッサージを受けようと思っても、週末は整骨院が休診日だったり、予約がいっぱいで施術を受けられなかったなんてこともありますよね。
子どもが大きくなっても抱っこする機会は意外と多い
「抱っこ」というと、赤ちゃんの時期を過ぎたら、そこまでする機会は減るんじゃないの?と思うかもしれませんが、意外とそうではないですよね。
確かに、子どもが歩けるようになれば、時間的には少なくなるかもしれませんが、重さは赤ちゃんのときよりも増えています。
甘えたいとき、疲れたとき、眠いとき、調子がよくないときなど、幼児期でもまだまだ抱っこを必要とする場面は多いです。
さらに、自転車の後ろやチャイルドシートへの乗り降り、便座に座るときや降りるとき、湯船の出入りなど日常的に子どもを持ち上げる機会は意外と多いのです。
子育て中の「疲れにくい動き」や「ケアの仕方」が学べる『子育てでカラダが限界なんですがどうすればいいですか?』
子どもと図書館に行った際に、黄色の背表紙とともに1冊の育児書が目に入りました。
タイトルを見た瞬間に思わず「それだぁ」と呟きたくなるくらい、心情にぴったりな表題のついたこの本。
指圧師の方が、患者さんとのやりとりから、子育てをしている人のための「疲れにくい動き」や「ケアの仕方」をもっと知ってもらいたいという思いで、この本を執筆されたそうです。
実にありがたいですよね!もっと早く知りたかった〜できれば子どもが赤ちゃんのときに...(心の声がダダ漏れですみません)
この本は3部構成になっており、第1部は「疲れない体の使い方」を23個紹介してくれています。
抱っこや授乳・おむつ替えなど、赤ちゃんのお世話をする際のラクな姿勢だけではなく、掃除や料理をする際に意識したほうがいい点などが、イラスト付きでわかりやすく説明されています。
子どもがもう赤ちゃんではないので、5kgの米袋を抱えて実践してみましたが、体の使い方を変えただけで体への負担が全然違いました!
筆者の方に子育ての経験はないそうですが、体に携わるプロとして、患者さんと真摯に向き合ってきたことがよくわかります。
ベビーカーの操縦で気をつけたいことや、疲れにくいバッグや抱っこ紐の特徴なども紹介してくれています。
個人的には、子どもに「イス」にされたときの対処法や、子どもを湯船に入れる際のコツが非常に役立っています。
他にも、簡単に立ち上がる方法や、疲れにくい階段の上り下りのしかた、重たい荷物を持つときのコツなど、日常生活で役立つ「疲れにくい動き」を提案してくれています。
第2部は「隙間時間でできる簡単なケア」を15個紹介してくれています。
カラダの凝りに対して、根本的な痛みの元を教えてくれ、そこをどのようにケアをするというのが、イラストを用いてわかりやすく説明してあります。
痛みが出ると、ついその患部をケアしがちですが、痛みの根本はそこではなかったということが、よくわかります。
第3部は「時間があるときのケア」として10の方法を教えてくれています。
1人でできるものから、パートナーの協力が必要なものまでさまざまですが、マッサージを通して夫婦でお互いを労わるいい機会だと思いました。
実際にお互いのカラダを触ることで、客観的に身体の凝りを実感でき、つらいのは自分だけじゃなく、お互い様だと感じることができました。
さいごに
子どもの成長に個人差があるように、私たちにも個人差があります。
子育てで精神的、肉体的につらいと感じる程度にも個人差があって当然です。
自分がつらいと感じたら、自分に合う解決策や対処法を見つけることが大切です。
私は運良く、ラクにする方法を見つけられました。
さまざまな情報があり、迷うこともあるかもしれません。
いろいろと試してみて、自分に合う方法を見つけましょう。
「子育て=大変」というのは事実ですが、もっと精神的にも身体的にも負担を軽くできる方法があるのではないかと思い、役立つであろう情報を発信していきたいと考えている次第です。
参考文献:
『子育てでカラダが限界なんですがどうすればいいですか?育児の疲れスッキリBOOK』斎藤充博著、青月社(2018年)