Yahoo!ニュース

通りがかると気になるお店。独自の路線を歩む食材と自家製にこだわる〈ひと味違う〉豚骨ラーメン。

ラーログ/福岡グルメレポートインスタグラマー/グルメライター

都市高下の通りに佇む

福岡都市高速の石丸ICを降りてすぐのところ、ちょうど都市高速の下を走る通り沿いに佇むお店は「玄石ラーメン」。玄石家食堂ともいわれるようです。目の前に駐車スペースもあり、独特の雰囲気の店構えです。この辺りを通りがかると、この店構えや看板がどうしても気になってしまう。そんなお店に訪問してみました。

お店に入るとまずは食券機で食券を購入、そして広いスペースには木で造られたテーブル席が並びます。綺麗な店内ですが、どれくらいの歴史があるのでしょうか。詳しいことはわかりませんが、随分前から見かけていたような気もします。

さらにこのようなカウンター席も。席数は結構多いのではないでしょうか。
そしてこのエリアはラーメン激戦区のエリア。福重の交差点付近には、〈しばらく〉〈福重家〉〈横綱ラーメン〉〈長崎亭〉と老舗の名店が立ち並ぶエリア。この場所で同じラーメン店として営業しているのはすごいですね。

玄石ラーメン

メニューは「玄石ラーメン」一本です。サイドにはおにぎりと餃子がありますが、実にシンプルなメニュー。ネギ・もやし・チャーシュー・きくらげがトッピングされ、丼のデザインも印象的です。そしてこのきくらげが、中国浙江省産最高級黒きくらげらしく(店内の貼紙に記載してあります)、とてつもない食材へのこだわりです。さすがのこだわりのきくらげは、歯応えもよく美味しいです。

20時間煮出しているという本格豚骨スープ。濃厚な仕上がりでカエシの塩味も強めな感じです。その中に豚骨の甘みでしょうか、ほのかに甘さも感じます。強めの味がグッと伝わる感じで、濃厚好きな方にはおススメではないでしょうか。脂感も良い感じで、こちらも塩味強めなチャーシューが味わい良く美味しい。この濃いめのスープには、もやし・ネギ・きくらげのトッピングもちょうど良い感じで絡むので、バランスよく仕上がってますね。

細めのストレート麵は自家製で無添加のようです。コシもあり味わいも良く、スープとの絡みもバッチリです。さすがの自家製麺、これは美味い。ちなみに、餃子は皮も餡も自家製のようで、食材もながら自家製にもこだわり。
そのこだわりが麺もスープも独特の味わいとなり、博多の豚骨ラーメンとはひと味違う感じです。このラーメン激戦区エリアでも、独自の路線を歩む豚骨ラーメンではないかと感じます。

この丸い顔のイラストはゲンセキくんというらしい。丼のデザインもですが、このキャラクターも独特で、オリジナリティに溢れますね。暖簾に描かれた、玄石家食堂というのが正式名称なのでしょうか。

カウンター前には暖簾が多く掲げられ、そして店内のいたるところに自家製や手作り、本格スープなどの文字が数多く描かれています。他にも、素材や自家製へのこだわりが書かれた文章なども張り出されています。

味も店内も、いろんなものがインパクトあり個性的なお店。この道路沿いの看板もまた目について気になるんです。食材と自家製にこだわる独自の路線を歩む豚骨ラーメン。博多ラーメンとはひと味違う一杯をいただきたい時に、また立ち寄りたいお店ですね。

玄石ラーメン(玄石家食堂)

住所:福岡県福岡市西区石丸2丁目9−24
営業時間:木~日 11時00分~21時45分
     月曜日 11時00分~15時00分
         17時30分~21時30分
     火曜日 11時00分~15時00分
定休日:水曜日
駐車場:有

インスタグラマー/グルメライター

福岡のラーメンインスタグラマー&グルメブロガー/KBCテレビ「高校生のじかん」出演中/一日一麺をモットーに年間400杯以上のラーメンを食すラーメンマニア/日々孤独に麺活を続ける〈博多のススリスト〉/【 name:Hiroyuki Kikai】/ 福岡の美味しいラーメンを全国に広めたいという思いと、あなたの行きたいお店を見つけるお手伝い。ラーメン以外も、食の宝庫と呼ばれる福岡グルメもご紹介。美味しいメニューをお届けします。ぜひあなたのお店選びのご参考に。instagramもラーログで検索してみてね!

ラーログ/福岡グルメレポートの最近の記事