Yahoo!ニュース

北関東からやってきた宇都宮らーめん&焼餃子。鶏・豚・野菜を煮込んだ出汁に多加水中太ちぢれ麵が美味い。

ラーログ/福岡グルメレポートインスタグラマー/グルメライター

「麺屋 すず喜」

〈餃子のまち〉といわれる〈栃木県宇都宮市〉。北関東にあるその街から博多にやってきたのは「宇都宮らーめん&焼餃子」。2021年にキャナルシティ博多のすぐ近く、住吉にオープンしたお店です。このあたりはグルメ街でもあり、隣は中華の〈杏仁坊主〉、近くには行列店の〈えびすやうどん〉など人気ある美味しいお店がズラリと並ぶエリア。そんな博多の真ん中で、北関東の味を楽しめるのも面白い。

博多ではあまり馴染みがない〈宇都宮らーめん〉。特にこれといって定義はないようで、醤油らーめんが定番でもある関東の中で、宇都宮市で展開する醤油らーめんがそう呼ばれるのでしょうか。ただ〈宇都宮の餃子〉は名物のようで、年間購入額1位を誇る街の名物餃子のようです。そんな宇都宮からやってきた〈らーめん&焼餃子〉を楽しめるのが、この「麵屋 すず喜」ですね。

木目調の明るい店内。カウンター席とテーブル席があり、お昼のランチタイムはあっという間に満席となります。壁面にはらーめんや餃子の特徴やこだわりが描かれています。待つ間に読んでみると「なるほど」となりますね。

このグルメ激戦区で、もう3年以上続くお店。博多の名物でもないのに長く続くのは、やはりファンが多いからでしょう。最近でこそ中華そばのお店も増えてはいますが、関東風は珍しいですね。

らーめん

メニューはこの基本の〈醤油らーめん〉に、〈塩らーめん〉と〈たんたんめん〉もあります。トッピングは、薄切りや角切りのチャーシュー、味玉やメンマにネギにほうれん草。のり増しなんかもありますね。

大きなチャーシューがインパクトあり、ネギにメンマに味玉、そしてのりがデフォでトッピングされています。出汁には、鶏や豚に 野菜をじっくりと炊き上げ、カエシの味がよく効いています。さっぱりとしたスープは、野菜の旨味がほんのり甘く、熟成醤油の風味と共に味わい深い。

多加水の中太サイズのちぢれ麵は特徴的。もちもちっとした食感と、その中にもしっかりとコシを兼ね備えている。あっさりながら深みあるスープを絡めながらツルツルっと美味しくいただける。この麺はたまご麵で手打ちというから驚き。

このチャーシューがボリューム満点。一枚でも十分すぎる大きさ。タレの味わいが染みて、軽く炙ってあるのが香ばしい。これだけ厚みもあって大きなチャーシューは、やはり肉質の良さがあってこそ。

焼餃子セット

セットでいただけるのが、餃子(3ヶ)と白飯。お漬物も添えてあります。これは外したくない、やっぱり宇都宮餃子をいただいてこそですね。餃子のまちから直送だそうです。

宇都宮餃子と一言にいっても様々な種類があるようですね。こちらは少し大きめで、皮が厚いのも特徴的。モチっとカリッと焼きあがった餃子は、食べると餡がジュワ―っとジューシー。とっても美味しいですね。

こちらが宇都宮の焼餃子のおいしい食べ方。確かに、そのままでも美味しい。

卓上にある、お酢に醤油に辣油。おいしい食べ方を参考にしながら、自分好みでタレを作っていただきましょう。

宇都宮らーめんや焼餃子って、正直こんな特徴という定義はないのだけれど、宇都宮の街で愛されるメニューなのでしょうね。その味は北関東の風味を持つ味わい。博多ではほとんど馴染みはないけれど、だからこそ美味しく楽しめる。博多駅からも近い繫華街。九州だけど、関東の味をいただけるのも良いものですよ。

麺屋 すず喜

住所:福岡県福岡市博多区住吉2丁目4−7 レジデンス博多 1F

営業時間:11時30分~14時30分

     18時00分~22時00分

定休日:金曜日(但し祝日の場合は営業)

駐車場:近隣有料

インスタグラマー/グルメライター

福岡のラーメンインスタグラマー&グルメブロガー/KBCテレビ「高校生のじかん」出演中/一日一麺をモットーに年間400杯以上のラーメンを食すラーメンマニア/日々孤独に麺活を続ける〈博多のススリスト〉/【 name:Hiroyuki Kikai】/ 福岡の美味しいラーメンを全国に広めたいという思いと、あなたの行きたいお店を見つけるお手伝い。ラーメン以外も、食の宝庫と呼ばれる福岡グルメもご紹介。美味しいメニューをお届けします。ぜひあなたのお店選びのご参考に。instagramもラーログで検索してみてね!

ラーログ/福岡グルメレポートの最近の記事