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北海道の節分は「落花生」を撒くってご存知ですか?

鳥塚亮大井川鐵道代表取締役社長。前えちごトキめき鉄道社長
スーパーの節分コーナーには千葉県産の落花生が並んでいます。

今日は節分。

ただいま北海道を旅行中ですが、イオンに入ったら節分コーナーで千葉県産の落花生が売られていました。

「北海道では節分に落花生を撒くんです。」

友人にそう言われました。

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スーパーの節分特設コーナーを見ていると、家族連れのお父さんが、

「おっ、千葉県産だ。これはおいしいんだぞ。」

そう言って手に取ってかごに入れていました。

千葉県民を代表して、「ありがとうございます。」でございます。

筆者は東京生まれの東京育ちのため、節分と言えば当然のように炒った大豆を撒くものだと信じて疑わなかったのですが、聞いてみると北海道だけじゃなくて東北地方など雪が深いところでは大豆ではなくて落花生を撒く風習があるようです。

その理由は、撒いた後で拾って食べるには殻付の落花生だということのようです。

関東では炒った大豆を撒きますから、少なくとも私の経験では撒いた豆、特に家の外に撒いた豆は後から拾って食べるということはしませんが、落花生だったら殻を割って中の豆をいただくわけですから、地面や雪の上に落ちた落花生でも拾って食べられますからね。

実に合理的です。

今日の節分に合わせて、ニュースでは「売れ残った恵方巻きの大量廃棄」を各社で報じていますが、考えてみれば炒った大豆を地面に撒くという行為も、もしかしたら罰当たりなのかもしれません。

ところで、このスーパーの節分コーナーで驚いたのは千葉県産の落花生が品種ごとに分けて売られていたこと。

「ナカテユタカ」「千葉半立」「Qなっつ」と品種を表示して販売されていました。

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昨年末に筆者が「千葉県民は落花生を豆の品種で選ぶ」というニュースを書きましたが、それと同じように品種ごとに分けて売られていました。

千葉県民は落花生を豆の品種で選ぶ

特に目を引いたのは「Qなっつ」も売られていたこと。

Qなっつは千葉県農業総合研究センターが開発した最新の品種で、2018年から出荷が始まった一番新しい豆。

Pナッツよりもお味が上なので「Qなっつ」と名付けられたようですが、お味は間違いないようで、早速道民の友人4人に3種類を試食してもらったところ、「ああ、これが一番おいしい。」と太鼓判を押してもらえました。

北海道民は節分に落花生を撒く。

ご当地あるあるですが、千葉県の落花生をどうぞおいしく召し上がっていただきたいと思います。

大井川鐵道代表取締役社長。前えちごトキめき鉄道社長

1960年生まれ東京都出身。元ブリティッシュエアウエイズ旅客運航部長。2009年に公募で千葉県のいすみ鉄道代表取締役社長に就任。ムーミン列車、昭和の国鉄形ディーゼルカー、訓練費用自己負担による自社養成乗務員運転士の募集、レストラン列車などをプロデュースし、いすみ鉄道を一躍全国区にし、地方創生に貢献。2019年9月、新潟県の第3セクターえちごトキめき鉄道社長、2024年6月、大井川鐵道社長。NPO法人「おいしいローカル線をつくる会」顧問。地元の鉄道を上手に使って観光客を呼び込むなど、地域の皆様方とともに地域全体が浮上する取り組みを進めています。

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