「トラウト&大谷」と「ジャッジ&スタントン」のアベック本塁打。合計の飛距離はどちらが上だった!?
4月2日、ヤンキー・スタジアムでは、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジとジャンカルロ・スタントンが、3回裏にホームランを打った。
同じ日、オークランド・コロシアムでは、ロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトと大谷翔平が、5回表にホームランを打った。
ジャッジとスタントンのホームランの間には、アンソニー・リゾーがシングル・ヒットを打っている。トラウトと大谷は、2者連続ホームランだ。
スタットキャストによると、それぞれのホームランの推定飛距離は、ジャッジが392フィート(約119.5m)、スタントンが485フィート(約147.8m)、トラウトが434フィート(約132.3m)、大谷は447フィート(約136.2m)。この4本のなかでは、スタントンのホームランが最長だが、2本の合計は、トラウトと大谷がジャッジとスタントンを凌ぐ。ジャッジとスタントンの計877フィート(約267.3m)に対し、トラウトと大谷は計881フィート(約268.5m)だ。
どちらの2人も、2018年からチームメイトとしてプレーしている。トラウトと大谷のアベック本塁打――同じ試合でどちらもホームラン。同じイニングとは限らない――は23試合目。ジャッジとスタントンは27試合目。ポストシーズンを含めると、31試合となる。エンジェルスのポストシーズン進出は、2014年が最後だ。
昨シーズン、ジャッジとスタントンは、2人合わせて93本のホームラン(62本と31本)を打った。トラウトと大谷は、計74本(40本と34本)だった。
チームメイト2人の合計が最も多かったのは、ジャッジとスタントンではなく、ジャッジとリゾーの計94本だ。ヤンキースの場合、ジャッジの本数が多いので、計70本以上となる2人は、他に何パターンかある。例えば、アーロン・ヒックスは一桁の8本塁打だが、ジャッジとヒックスの合計は70本だ。
ナ・リーグで計70本以上は2組。フィラデルフィア・フィリーズのカイル・シュワーバーとリース・ホスキンスが計76本(46本と30本)、アトランタ・ブレーブスのオースティン・ライリーとマット・オルソンは計72本(38本と34本)を記録した。この4人のうち、ホスキンスは、今シーズンが全休となる見込みだ。それについては、「昨年30本塁打&ポストシーズン6本塁打の一塁手が開幕直前にシーズン全休となる。代役の候補は…」で書いた。
なお、トラウトと大谷は、どちらも4月2日のホームランがシーズン1本目。ジャッジとスタントンは、ともに2本目だ。