納得のお店人気ナンバーワン!やまえ堂さんの「栗きんとん」賞味期限長めとは思えないフレッシュな栗の風味
そよそよと秋風が頬をひと撫でして去っていく日が増えましたね。地域によっては、どこからともなく金木犀の芳香が漂ってくる季節になってきました。
しかしここは食欲の秋。和菓子好きではなくとも、ふと蘇る大地の秋の味覚の代表格のひとつといえば栗。栗ご飯にモンブラン、ジャンルを問わずその魅力を発揮する食材のファンもきっと多いはず。本年は異常気象により栗が不作という報道も見受けられますが、寂しい気持ちはまた別に好きという気持ちは変わらず。
熊本県の南部、山江村というのどかな地域にて地域の栗を様々なお菓子に加工していらっしゃる「やまえ堂」さん。長年山江村にて暮らしてきた方々の知恵と技術が集積し、山江村のブランド栗「やまえ栗」のさらなる普及にも尽力なさる栗製品を中心に扱うお店です。
今回はやまえ堂さんの人気ナンバーワンというお菓子「栗きんとん」をご紹介。
栗きんとんといえば、地域差はあるもののきゅっと絞った形のものやそぼろ状の上生菓子などを連想する方も多いかと思いますが、やまえ堂さんの栗きんとんは羊羹のような棹状。そして若干固いのです。
崩さないよう、鋏で密閉されている部分に切り込みを入れた瞬間、本当にこれはひと月以上の日持ちがするお菓子なのか?!と思うほど鮮度の高い栗の芳香が飛び出してきたではありませんか!
カットしてさっそくひと口、と思いつつも菓子切りを刺して割った際のほろほろ感にもびっくり。いかにたっぷりの栗を圧縮しているかということが伝わります。
口の中でも同様にほろりと崩れていくのですが、粒感を楽しむと同時に徐々に粒子が細かくなり滑らかになっていく時差もまた一興。また、控えめにあわせたというお砂糖が栗本来の旨味や香ばしさを底上げしてくれるので、甘いお菓子としてではなくしっかり栗の存在感がはっきりとした余韻に浸ることができます。
これはついついひとりで食べ切ってしまいそうですね…。
山江村が属する熊本県球磨郡は米焼酎も特産品のひとつ。その中には、やまえ栗をお米や米麹とあわせて仕込んだ大地の恵みがぎゅっと詰まった焼酎もあるのだとか。
紅葉も魅力的ですが、この秋は九州へ栗紀行なんていうのも素敵ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<やまえ堂>
公式サイト(外部リンク)
熊本県球磨郡山江村山田丁821
0966-24-7324
9時~17時
定休日 祝日