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黒豆とあずき:おいしさと腸活の二重とり(その1)

めぐねこ介護頑張る栄養士/ライター

皆さん「煮豆」は介護食に向いていると思いますか?「皮が硬そう。皮が喉に引っかかりそう」と思う方もいると思います。ですが、皆さんが思っているよりも介護食に向いているんですよ。実際、施設での食事にも提供されています。「丸い形が喉に詰まるのは?」と心配になるかもしれませんが、そこは一工夫で簡単に「箸休め」の1品になります。

人気の煮豆は何か?ずばり「黒豆」です(フジッコ(株)調べ)。意外かもしれませんが「おせち料理」の定番で、誰もが1回は口にしたことがあるからかもしれません。「味がわかっているから安心」という理由もあるかもしれません。普段の食事から年末年始の食事にもピッタリな煮豆を介護食への取り入れ方と一緒にご紹介します。

●「おまめさん豆小鉢 丹波黒黒豆」

丹波黒黒豆とは、黒豆の中でもきわめて粒が大きく、甘味が強い食味の良い豆です。栽培が難しく収量が少ない希少価値の高い品種です。

しょうゆを使用せずに、すっきりとした上品な甘さに 仕上がっています。65g×2パックなので、1回で食べきれる量なので、フードロスの心配も少ないです。

「黒豆」というとどうしても「皮」が気になると思いますが「容易にかめる」わが家の介護メンズは問題なく食べていました。私も食べましたが、見た目以上に皮が柔らかく、皮も薄いので噛みやすさ、食べやすさ共に介護食で出すのに問題ないと思います。それでも心配な場合は、半分にカットしてから食卓に出すといいですよ。

しょっぱいおかずの中に「甘いお豆」があると食事の満足感が違います。

●「おまめさん豆小鉢 丹波大納言あずき」

丹波大納言あずきとは、大粒で甘く豊かな香りが特徴で、その美味しさから全国各地の老舗和菓子店にて 高級和菓子に使用されています。 国内小豆流通量に占める割合は約1%と非常に希少です。グラニュー糖と白双糖(しろざらとう)という高級和菓子に使用される「ざらめ」を使用しています。グラニュー糖より後味がスッキリした甘さで、あずきの味を引き立つ上品な甘さです。65g×2で一度で食べきれる小容量カップ入りで、 封を開けるだけですぐに食べることが出来ます。

「あずきが好き」という人は多いのですが、「缶詰・袋入りあずきは甘すぎる。食べきれない」という点に不満がある方が多くいることからできた商品ということでした。

こちらも介護メンズと食べてみましたが、「食後に食べても胃もたれしない量!カップなので開けやすい!食べきれるので衛生的に良い!」と介護メンズにも好評でした。あずきも黒豆同様、柔らかく容易にかめるので、介護食のおやつにもおススメです。

両方とも、スーパーやコンビニでは購入できない丹波黒黒豆、丹波大納言あずきを使っているので、ご褒美スイーツとしてもいいですね。またこれらの豆はアレンジが可能なので、おやつに「希少な豆を使ったスイーツ」として出すのもいいですね。

黒豆なら、蒸しパンやホットケーキを作るときに混ぜても美味しいですし、もっと簡単にバニラアイスに黒豆をトッピングしても普段と目先が変わります。

あずきはアイスの他に、少し温めてぜんざい風にしたり、フルーツと一緒に「あんみつ風」にするのもおススメです。普段の食卓、おやつにおススメの商品です。

また美味しいだけでなく腸内環境を整えるいま注目の食物繊維が含まれています。美味しく食べて腸内環境も良くなるなんて一石二鳥です。次は、豆食品のもたらす腸活効果をご紹介しますね。

※噛む力、飲み込む力には個人差があります。不安がある方は医師、看護師、管理栄養士にご相談ください。

介護頑張る栄養士/ライター

栄養士。家族の介護をきっかけにスーパーやコンビニで手軽に買える食品で介護食を作っています。むずかしいと思われる介護食を美味しく、簡単に、お金をかけずにをモットーに作っています。また自分の経験をもとにライター活動もしています。

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