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【認知症に多い口癖 3種類】介護福祉士が漫画でわかりやすく解説

こんにちは。認知症のケアサポーター『夢 はるか』です。わたしは訪問介護やデイサービスの現場で15年以上働く介護福祉士です。
介護の仕事をしながら、子どもの頃から好きだった漫画を描くことを通して、一人でも多くの人に認知症や介護のことを知っていただけたらと思い、Yahoo!ニュースへの寄稿を続けています。

わたしは仕事柄、認知症の方とお話しすることが多いのですが、なんとなく共通の口癖があることに気づきます。

今日はそんな認知症の人に多い口癖を、独断で3種類に分類してみたいと思います。

いつものようにイラストを交えながら、順に紹介していきます。

1.上から目線で批判的

「今の若い人は~」

「こんな社会が悪い」

「○○なのは、○○のせい(自分は悪くない)」

こんなふうに上から目線で、社会や他人のことを見下す人・・・よくいますね。

他者の批判を繰り返す人からは、自然と人が離れていきます。

人との交流が減るに従って、認知症のリスクが高まることはデータからもわかっています。

2.無気力

「なんでもいい」

「めんどくさい」

「なんにもしたくない」

そんな無気力が、認知症の症状として現れることもあります。

考えない状態が続くと、ますます脳の働きが低下していきいます。

3.マイナス思考

「どうせできない」

「もうだめだ」

「もう年だから」

「自分なんて」

何でも最初からあきらめてしまう、マイナス思考の口癖がある人・・・いますよね。

しかし、高齢になってからの成功体験があると、ガラッと考え方が変わることがあります。

あきらめずに挑戦したことで、一度失った自信を回復し、その後、生き生きとした人生を送るお年寄りを、わたしは何人も見てきました。

何歳になっても、チャレンジと成功は可能です。

マイナス思考からプラス思考へ、そんな感動の一瞬を共に過ごせることが、介護のプロの醍醐味でもあります。

介護福祉士としてデイサービスや訪問介護の現場で働いてきました。職場の上司の指導で、研究会での発表や、学術誌へのケースレポートの投稿なども積極的に行なっています。また、子どもの頃から好きだった漫画やイラストを描くことで、認知症の知識や介護のコツをわかりやすく伝えることを心がけています。

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