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【4月は寒暖差がキツイ!】体調不良の原因は気象病にかかっているかも・・

栗栖成之防災士ライター
イラストAC

地球温暖化に原因があるのかも知れませんが、3月~4月にかけて寒暖差が激しいと感じませんか?

2月20日には伊勢崎市で25.4度の夏日を観測し、20度を超える地域も多く「今年は春を飛び越して夏がやってくるのでは!?」と驚いたほどです。しかし、3月に入ると一転し寒いと感じる日も多く、寒暖差が激しい日が続いています。

本日4月9日も「寒い」と感じる気温となり、首都圏エリアでは「警報級の大雨」に加え、台風並みの暴風が通勤通学の時間帯を襲いました。

そこで今回は4月1日~9日までの、各地の最高気温と最低気温を気象庁のデータから抽出し寒暖差を独自調査してみました。

もしかすると、多くの方が「気象病」にかかっているかも知れません。

北海道から九州にかけて、寒暖差の平均は8度以上あった!

気象庁データから独自調査
気象庁データから独自調査

これは全国8地域の4月1日~9日までの最高気温と最低気温の平均と、寒暖差を計算した表です。さすがに、沖縄県では最低気温が20度を下回ることなく、南国であることが改めて分かります。

しかし、九州の福岡でも平均の最低気温が13.2度と、セーターやコートが必要な気温まで下がっています。一方で最高気温は21.2度とカーディガン程度でOKなので、寒暖差が激しいと表現してよいでしょう。

全国8地域の寒暖差の詳細を紹介

tenki.jp
tenki.jp

ここで先の寒暖差の平均表の元となった、独自調査の詳細データを紹介しておきましょう。

1日~8日までは気象庁の過去データから抽出し、本日9日の最高気温と最低気温は「tenki.jp」の予報から取得しています。

いずれの地域でも寒暖差が10度以上の日は「オレンジでマーカー」してありますが、札幌と沖縄(那覇)を除く6地域で本日9日は「12.9度~16.4度」と非常に激しい寒暖差となっています。

寒暖差10度以上:札幌は5日・仙台は3日

気象庁データから独自調査
気象庁データから独自調査

寒暖差10度以上の日は、札幌で5日・仙台で3日記録しています。ただし、本日9日の仙台の寒暖差は16.4度と調査地域でトップでした。

寒暖差10度以上:東京は2日・名古屋は5日

気象庁データから独自調査
気象庁データから独自調査

寒暖差10度以上の日は、東京で2日・名古屋で5日記録しています。関東地方よりも東海地方の方が寒暖差は大きかったようです。

9日は名古屋で6地域中第2位、東京は第4位の寒暖差となっています。

寒暖差10度以上:大阪・広島とも3日

気象庁データから独自調査
気象庁データから独自調査

大阪・広島とも、寒暖差10度以上の日は各3日でした。9日の寒暖差は広島で第5位、大阪は第6位ですが最低気温は10.9度と、コートが必要なほどの低い気温です。

寒暖差10度以上:福岡は2日

気象庁データから独自調査
気象庁データから独自調査

寒暖差10度以上の日は、福岡で2日・沖縄(那覇)では0日です。9日の福岡の寒暖差は6地域中第3位と激しく、最低気温は10.0度なのでコートは必須といえるでしょう。

気温別:おすすめの服装

ウェザーニュース
ウェザーニュース

あくまでも目安ですが「気温別 おすすめの服装」が、ウェザーニュースで公開されているので紹介しておきましょう。

記事内でのコメントも、この情報から引用しています。

寒暖差が激しいと気象病にかかっているかも・・

イラストAC
イラストAC

これだけ寒暖差が激しいと、多くの方が気象病にかかっている可能性が高いです!

気象病とは気温など天候の変化によって、身体にさまざまな症状が起きる病気です。特に9日のように低気圧が影響した大雨や暴風、激しい寒暖差など複数の気象要因が重なると、自律神経が乱れて気象病が起こりやすくなります。

寒暖差が7度以上になると起こりやすい「寒暖差疲労」には、既に多くの方がかかっているはずです。

寒暖差疲労は気温差が7度以上で起こりやすい気象病

寒暖差疲労とは気温差が7度以上で起きやすい気象病の1つで、体温調整機能を持つ自律神経が過剰に働くことで、主に次のような症状が起こります。

  • 全身倦怠感
  • 冷え症
  • 頭痛
  • 首こり
  • 肩こり
  • 胃腸障害
  • イライラ
  • 不安感
  • アレルギー(鼻炎症状)

これらの症状に当てはまる方は、相当数存在していることでしょう。

気象病への対策を調べた結果!耳ツボを温めるのが効果的

気象病への対策を調べて見ると、ほとんどの病院系サイトでは「自律神経のバランスを取ることが大切」と記載されています。

規則的な食事や適度な運動、十分な睡眠をとり十分な水分摂取を行うとよいそうです。が・・、即効で効く方法がないか探したところ「大正製薬のサイト」にて、耳まわりの温めやマッサージが効果的との情報が見つかりました。

  • 耳の後ろにあるツボ(完骨:かんこつ)周辺に、ホットタオルや温かいペットボトルを当てる
  • 両耳を手でつまんで上下や横に引っ張ったり、つまんだまま回したりする
  • 手の平で耳全体を覆い、後ろ方向に円を描くようにゆっくりと回す

耳の後ろにあるツボ(完骨:かんこつ)のマッサージもよし!

イラストACを加工
イラストACを加工

完骨(かんこつ)は、耳の後ろの出っ張った骨から1センチほど下から内側の、髪の生え際あたりで凹んでいる部分にあります。

この部分を親指でゆっくり押し上げるようにマッサージすると、気象病だけでなく自律神経のバランスを正常にできる効果があるようです!

顔まわりの血行を促進させるため、不眠や肌荒れ、吹き出物などのトラブルにも効果があります。

さらに、 頭痛・眼の疲れ・めまい・顔のむくみなどの症状をやわらげ、首の凝りも解消する万能ツボとの情報が「HOT PEPPER Beauty サファイア(sapphire)のブログ」に掲載されています。

筆者も試してみましたが、かなり気持ちいいのは確かです。

今日は気象病患者が急増したはず!

気象病との用語は1942年に登場し、気候と体調不良や脳出血、脳梗塞、心筋梗塞などに関して研究が行われています。つまり気象病とは最近になって登場した病気でなく、古くから使われている用語です。

ただし、医学的に正式な病名ではなく気圧や気温、湿度などの気象変化が原因で起こる、体調不良を引き起こす要因です。とはいっても、日本全国で気象病にかかっている潜在的な患者数は、1,000万人を超えるといわれています。

今日9日のように寒暖差が激しく、台風並みの低気圧が日本列島を通過すれば、気象病によって体調不良を起こす方が多いのは確かです。

少しでも体調がおかしいと感じたなら、記事内で紹介している耳ツボマッサージを試してみてはいかがでしょう。

防災士ライター

これまで、洪水・土砂災害・地震・津波・高潮など、あらゆるハザードマップを作成。2017年に防災士とひょうご防災リーダーの資格を取得。2014年からWEBライターとして活躍し、現在では経験と資格を活かしてさまざまなメディアに多ジャンルにて記事を投稿中!

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