鶏の凝縮された旨味こそがスープの真髄。西新に間借り営業でオープンした、塩と醤油の絶品中華そば。
2024年3月14日オープン
福岡市の西新エリアにオープンしたのは「中華そば いけ田」。正確にいえば、箱崎で営業していたお店が移転オープン。東から西へと移ったわけですね。
元々は2023年3月よりスタートしたいけ田。以前は東区の「駒や 箱崎店」で間借り営業でしたが、西新では、「もも焼きト酒おがた」の間借り営業として新たなスタートです。ランチタイムのみの営業ですが、最近の福岡ではこのように間借り営業のスタイルや、そして何よりも非豚骨のお店が増えてきました。
時代が移り変わる中、これも新たな博多のラーメン文化なのでしょうね。
店内はとても綺麗。本来は夜の営業がメイン。ゆっくりと料理やお酒を楽しめるスペースです。長いカウンター席も木目調の上質な造りです。
反対側にはテーブル席も。シンプルながらお洒落で落ち着ける雰囲気ですね。この空間でいただけるのが中華そばですから、麺好きの女性の方にはおススメではないでしょうか、
メニューはこんな感じ。中華そばは塩と醤油の二本立て。トッピングもいろいろと揃っています。ごはんものにも美味しそうなメニュー。そして気になるのが担担麺ですね。シンプルなラインナップですが楽しめそうです。
中華そば(塩)
メインの中華そばで、さっぱりといただけるのが塩。はっきりとした味わいを求める方には醤油がおススメです。透き通る黄金色のスープ。白ネギとかいわれ、チャーシューに海苔が一枚のトッピング。真ん中にはナルトがのった、ここまでがデフォの仕様です。そこに追加でワンタンのトッピングをいただきました。
キラキラとスープが輝き、盛り付けも綺麗です。塩の仕上がりは、スープの透明感が際立ちます。そして表面の鶏油でしょうか、これが艶やかです。
スープは一口飲むと、鶏の旨味がパッと広がります。それを程よい塩味が優しく包み込みます。鶏の味わいがストレートに伝わるのが塩の醍醐味ですね。これは上質な鶏を使用しているのがわかります。鶏の凝縮された旨味こそが、いけ田のスープの真髄だと言えるでしょう。
麺は中太くらいでしょうか。普通の中華そばで考えるとちょっと細めかも。この麺がツルツルっとしてモチモチっとした食感で、すごく口当たりよい仕上がり。スープと相性良く絡んで、あっさりといただけます。麺の旨味と食感が絶妙で、製麵屋慶史の特注麺だそう。これはさすがの組合せですね。
トゥルンとしたワンタンも美味しい。中の餡もまた美味しくて、口の中でジュワっと旨味が広がります。
鶏むね肉のチャーシューも脂感なくさっぱりと。柔らかく仕上げてあります。
ぶし玉
替玉にいただくのは、こちらも特注麺を使用しているぶし玉。粉状の節がふりかけられ、ネギと刻みチャーシューもプラスされています。
丼に入れると、また違う一杯が仕上がったような感じ。
この麺がまた違う仕上がりなんです。豚骨ラーメンによくある、パスッとして芯がある食感。サイズは最初の麺とあまり変わらないようですが、低下水感のある麺は節の魚介の味わいを絡めながら違う味わいを見せます。ぶし玉を注文することで、味の変化を楽しめるのも良いです。
蘭王卵かけごはん
新鮮な蘭王を使用した卵かけごはん。卵黄がすごく綺麗です。美味しい卵でいただく卵かけごはんは最高ですね。
卓上には塩コショウや一味唐辛子など。少し味にアクセントを加えたい時にはお好みで。
また新たに非豚骨のお店が西新に登場。あっさりといただける塩と醤油の中華そば。間借り営業の為、ランチタイムのみの営業ですが、食材にもこだわった美味い一杯がいただけます。まだまだこれから、福岡の非豚骨ラーメンの勢いは衰えることはないような気がします。
中華そば いけ田
住所:福岡県福岡市早良区城西1丁目8−20 城西ゴールデンハイツ
※「もも焼きト酒おがた」をランチタイムの間借り営業
営業時間:11時00分~14時30分
定休日:不定休
駐車場:近隣有料