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「阪神タイガースジュニア2024」メンバー決定! 今年のちびっこ虎戦士16人はこんな面々だ!

土井麻由実フリーアナウンサー、フリーライター
「優勝するぞ!」阪神タイガース2024、結団!

■頼もしい16人のちびっこ虎戦士

 ちびっこ虎戦士、16人が決定した。

 毎年12月末に行われる「NPB12球団ジュニアトーナメント」は今年、20回目を迎える。記念大会としてNPB12球団にファームリーグや独立リーグからも4チームが参戦し、16チームで日本一の頂を獲る戦いを繰り広げる。

 阪神タイガースジュニアは例年とは違うセレクション方法で選出したメンバーで、2年ぶりの優勝を目指す。

(セレクションについての詳細記事⇒①『野球振興に力を入れる阪神タイガース。タイガースジュニアのセレクションで見えた新たな取り組みとは』 ②『「阪神タイガースジュニア2024」玉置隆監督、岩本輝コーチ、森田一成コーチ、それぞれの思いとは』)

阪神タイガースジュニア2024のメンバー
阪神タイガースジュニア2024のメンバー

 玉置隆監督、岩本輝ヘッドコーチ、森田一成コーチらの首脳陣を中村泰広代表、浅沼亮運営統括担当、角菜帆マネージャー、そして森田剛トレーナーを中心にした実習の学生トレーナーたちが支え、強いチームを作り上げようとしているところだ。

 9月14日、セレクション後に初めて顔をそろえた。週に1度の練習では徹底的な守備練習にハードなロングティー、綿密なサインプレー、そして紅白戦などが行われ、ジュニアたちは必死でくらいついている。

 「(練習内容は)岩本ヘッドが経験を活かしてくれていますね。ジュニアと女子野球に長く携わってきたこともあるし、岩本ヘッド自身も日々成長しているので。その知識を僕も欲しいし、力を貸してもらっているなというのは見ていて感じますね」。

 そう話す玉置監督は、就任当初から「僕ひとりで決めることなんて何もない」と2人のコーチやチームスタッフの意見を尊重し、全員をまとめながら舵取りをしている。

 コミュニケーションを重視した組織づくりで、ジュニアたちの力をより発揮させていく。

(左から)岩本輝コーチ、玉置隆監督、森田一成コーチ
(左から)岩本輝コーチ、玉置隆監督、森田一成コーチ

■個性豊かな16選手に問うた質問は

 では、厳しいセレクションを勝ち抜いた16人の精鋭たちを紹介しよう。

 以下の質問に答えてもらったが、全員がハキハキと話していたのが印象的だった。中には“ボケ”を入れてくる余裕のある選手もいて、頼もしく感じる。

1.自チーム名/自チームでのポジション

2.タイガースジュニアに応募した動機

3.背番号を選んだわけ

4.憧れの選手

5.阪神タイガースの中で好きな投手

6.将来の夢

7.タイガースジュニアでやりたいこと

 さて、どんな回答が飛び出したのだろうか。

玉置隆監督の話を聞くメンバーたち
玉置隆監督の話を聞くメンバーたち

■16選手のプロフィール

#0 北嶋隼士(きたじま はやと) 兵庫県

1.北ナニワハヤテタイガース/ピッチャー、ショート

2.野球人として挑戦したかったから。

3.なにごとも0から一歩踏み出していきたいと思ったから。

4.鳥谷敬さん(理由…守備範囲の広さ)。

5.同上

6.プロ野球選手。守備がよくてかっこいい選手になりたい。

7.みんなで優勝して喜びたいです。

#0 北嶋隼士
#0 北嶋隼士

#1 小倉勇人(おぐら はやと) 岡山県

1.総社北少年野球団/ピッチャー、キャッチャー

2.レベルの高い関西で勝負がしたかったから。

3.野球で1番になりたいから。

4.タフィ・ローズ選手(理由…豪快なバッティングと豪快な乱闘が好きだから)。

5.新庄剛志さん(理由…かっこいい)。

6.プロ野球選手。1軍で活躍できる選手になりたい。

7.レギュラーを獲って、優勝を目指したいです。

#1 小倉勇人
#1 小倉勇人

#5 中野煌大(なかの こうだい) 兵庫県

1.妻鹿クラブ/ピッチャー、キャッチャー、サード

2.レベルの高いところで野球をしてみたかったから。

3.自チームでも5番だから。

4.近本光司選手(理由…打ってるし、肩が強い)。

5.同上

6.プロ野球選手。ホームランを打って盗塁をたくさんする選手になりたい。

7.みんなで優勝して喜びたいです。

#5 中野煌大
#5 中野煌大

#6 倉橋清瀬(くらはし きよせ) 徳島県

(「出身はアメリカで、徳島で暮らしています」とボケる)

1.内町スポーツ少年団野球部/ピッチャー、キャッチャー、ショート

2.自分のチームがそこまで強くないので、高いレベルでやってみたいなと思ったから。

3.金本知憲さんが6なので。

4.金本知憲選手(理由…手首を骨折しても打てるところがすごい)。

5.現役では近本光司選手(理由…足が速いし、頭もいいって聞くし、めっちゃ打てるし、いろんなところで活躍できているのがいいなと思う)。

6.アメリカンフットボール選手…(と、ボケたあと)プロ野球選手。頭がよくて打てて走れる、すべてがそろっている選手になりたい。

7.自分のことも大事だけど、チームが優勝できるように頑張っていきたいなと思います。

#6 倉橋清瀬
#6 倉橋清瀬

#11 福家一花(ふけ いちか) 香川県

1.平井軟式野球スポーツ少年団/ピッチャー、ファースト、センター

2.いろいろな県から来たすごい人たちと野球がしたかったから。

3.お姉ちゃんもわたしも誕生日が11日なので縁があるのかなと思って。あと、玉置監督も11日です!

4.森下翔太選手(理由…チャンスに強く、力強いバッティングができる)。

5.同上

6.女子プロ野球選手。みんなを引っ張っていけるような選手になりたい。

7.チームに貢献して、優勝することです。

#11 福家一花
#11 福家一花

#15 関井楽永(せきい がくと) 大阪府

1.大阪クーガース/ピッチャー、ショート、センター

2.2年前、お兄ちゃんもタイガースジュニアのセレクションを受けたけど残念ながら落ちたので、お兄ちゃんの敵討ちというか…。

3.お兄ちゃんが小学校、中学校で15番を着けていたので、お兄ちゃんの思いも背負って。

4.ランディ・バース選手(理由…あのホームランはかっこいい。阪神の助っ人の中でも素晴らしい)。

5.同上

6.プロ野球選手。ホームランが打てて盗塁もできる、あと守備でも活躍できる選手になりたい。

7.「アレ」です。

#15 関井楽永
#15 関井楽永

#16 佐藤颯月(さとう さつき) 三重県

1.TOKIWA野球少年団/おもにキャッチャー、最終回などショートイニングでピッチャー

2.自分のピッチングがどこまで通用するかを試したかったから。

3.西勇輝投手が好きだから。あの繊細なコントロールが好き。

4.西勇輝投手(理由…あの繊細なコントロールと、打たれても落ち着いて声をかけたり、仲間のプレーは素直に褒めたりして、自分はしっかり冷静に抑える)。

5.同上

6.プロ野球選手。西勇輝投手みたいなコントロールを持ち味にした、いい投手になります。

7.「アレ」を目指して頑張ります。

#16 佐藤颯月
#16 佐藤颯月

#23 井上和樹(いのうえ かずき) 兵庫県

1.武庫之荘ボーイズ/ピッチャー、ショート

2.お母さんが勧めてくれて、自分もどれくらいできるかなと知りたくて受けました。

3.好きな番号だから。

4.源田壮亮選手(理由…守備がうまくて、かっこいい)。

5.中野拓夢選手(理由…守備がうまくて足が速い)。

6.プロ野球選手。足が速くて守備がよくてヒットをたくさん打つ選手になりたい。

7.自分が活躍して、優勝することです。

#23 井上和樹
#23 井上和樹

#24 金川蓮佑(かながわ れんすけ) 兵庫県

1.米田少年野球クラブ/キャッチャー

2.通っている小学校の卒業生がタイガースジュニアで、学校の前にある横断幕を見たことと、2年前の秋にタイガースジュニアが練習しているのを見たこと、それで自分も受けたいと思った。

3.小学4年のときに24番で県大会で優勝したから、同じ番号で全国でも優勝したいと思ったから。

4.松尾汐恩選手(理由…キャッチャーとして大阪桐蔭が好き)。

5.近本光司選手(理由…足が速くて安打が多い)。

6.プロ野球選手。大谷翔平選手のような“いい人”になりたいです。

7.活躍して優勝したいです。

#24 金川蓮佑
#24 金川蓮佑

#32 中川諒星(なかがわ りょうせい) 兵庫県

1.ヤング姫路アイアンズ/ピッチャー、キャッチャー、ショート

2.U―12に行けなかったから。

3.お父さんの知り合いである新井良太さんに言われたから。

4.大谷翔平(理由…二刀流)。

5.木浪聖也選手(理由…かっこいい)。

6.プロ野球選手。投手と野手とお笑いの三刀流。

7.「アレ」!

#32 中川諒星
#32 中川諒星

#33 宗田悠聖(そうた ゆうせい) 岡山県

1.船穂スカイラークス/ピッチャー、キャッチャー、ショート

2.去年、三宅玄太くんがタイガースジュニアになったから。

3.家族が「3」という数字が好きだから。2つあったほうが得かなと思って(笑)。

4.近本光司選手(理由…走攻守そろっている)。

5.同上

6.プロ野球選手。近本選手みたいな走攻守そろった選手になりたい。

7.スタメンを獲って、優勝することです。

#33 宗田悠聖
#33 宗田悠聖

#34 井上凛太朗(いのうえ りんたろう) 和歌山県

1.宮原少年野球クラブ/ピッチャー、キャッチャー

2.お母さんが「やってみたら」と勧めてくれたから。

3.誕生月がお姉ちゃんが3月、僕が4月なので。

4.城島健司選手(理由…キャッチャーとして二塁送球が速かったり、バッティングでもホームランが打てたりするので)。

5.坂本誠志郎選手(理由…フレーミングが一番うまい)。

6.プロ野球選手。キャッチャーで入って、チャンスでもちゃんと結果が残せる選手になりたい。

7.「アレ」一択です!

#34 井上凛太朗
#34 井上凛太朗

#35 大谷弥寿(おおたに みこと) 鳥取県

1.日野ユナイテッドスターズ/外野以外全部

2.自分のストレートがどこまで通用するかやってみたくてピッチャーで応募した。

3.「みこと」っていう自分の名前から、「みこ=35」で。

4.柳田悠岐選手(理由…体勢が崩れてもホームランが打てる)。

5.岡田彰布監督(理由…三者連続バックスクリーンへのホームランがすごい)。

6.イケメン俳優。

7.体重を増やして、強い打球を打ちたいです。

#35 大谷弥寿
#35 大谷弥寿

#50 齋藤達騎(さいとう たつき) 兵庫県

1.五色ベースボールクラブ/ピッチャー

2.去年、中来田仁人くんが試合に出ているのを見て、僕もやりたいと思ったから。

3.ムーキー・ベッツ選手に憧れているから。

4.ムーキー・ベッツ選手(理由…打つところが好き)。

5.森下翔太選手(理由…よく打つ)。

6.プロ野球選手。二刀流でやりたい。

7.トーナメントで優勝を獲りたいです。

#50 齋藤達騎
#50 齋藤達騎

#51 阪田應介(さかた おうすけ) 岡山県

1.里庄町少年野球クラブ/ピッチャー、キャッチャー

2.憧れのタテジマを着て、全国の高いレベルで勝負したかったから。

3.中野拓夢選手の番号だから。

4.中野拓夢選手(理由…小柄なのに動きもいいし、守備が的確)。

5.同上

6.プロ野球選手。守備範囲が広くて球ぎわに強い選手になりたい。

7.スタメンを獲って、チームに貢献できるようなバッティングと守備をしたいです。

#51 阪田應介
#51 阪田應介

#89 神田莉湖(かんだ りこ) 奈良県

1.榛原ジャガーズ/内野手(女子チーム「オール奈良」ではキャッチャー)

2.レベルの高い子たちと一緒に野球がしたいなと思ったから。

3.「89」で「ヤキュウ」って読む。野球が大好きだから。

4.木浪聖也選手(理由…ショートでのダイビングキャッチや、大事な場面で打ってくれる)。

5.同上

6.女子プロ野球選手。元気を出して、みんなを引っ張りたい。

7.死ぬほど声を出して頑張ります!

#89 神田莉湖
#89 神田莉湖

■「ひとりが誰かのために」を目指すチーム

 玉置監督によると、セレクションを勝ち抜いてきた精鋭だけあって、全員の能力は非常に高いという。ただ、それだけに「チームプレーというところですね」と懸念があるという。

 「連係プレーや中継プレー、そういう守備のところでね。たとえば肩が強い分、(カットマンに投げずに)1人で投げちゃったりとかね。もうセレクションは終わってるんですけど、『俺の能力を見てみろ!』というように、まだアピールをしている子たちが多い」。

 首脳陣にも、そして仲間たちにも己の力を誇示したい気持ちはわかる。なんとしてもレギュラーを獲りたいという思いもあるのだろう。しかし玉置監督は、「個」ではなく「チーム」を重視する。

 「組織として、一つのいいチームとして作り上げていくためには、もっとチームのことを考えてやれるようになっていかないといけない。まだまだ自分のことしか考えていない」。

玉置隆監督
玉置隆監督

 セレクションに長い期間をかけてきたことで、チーム結成時にはすでに打ち解けていたメンバーたち。さらに練習を重ねてきて仲はどんどんよくなってきている。雰囲気も非常にいい。しかし、だからこそ「チームとしてやるべきときの結束力」を高めてほしいのだ。

 「こういうポテンシャルの高い子たちって、今まで何をしても1番でやってきたと思う。これから試合をしていく中で誰かがミスをしたとき、負けたとき、声をかけられる子がいるかな。『切り替えていこうよ』とか『エラーしたけど次は頑張って捕るから、みんな頼むよ』とか、そういう声が欲しい。今の練習の中では、誰かのエラーに対して、みんなシーンとしちゃっている」。

 “誰か”ではなく、“誰も”が声をかけられるようになってほしいと、玉置監督は願っているのだ。今後、そういったことも教え込んでいく。

 「まだ子どもなんで、そこは常に言っていこうと思いますね。負けている展開になったときも、声を出して盛り上げていくとかね。今のままでは下を向いちゃうと思うので、そこで突き抜けた声を出して、『絶対に逆転しようよ!』って言える組織になっていくようにね」。

 技術のスキルアップだけでない。メンタル面も強い選手に育てていくために、たいせつなことを伝えていく。

 今年のチームは「コミュニケーション」をテーマの一つに掲げる。「ひとりが誰かのために」―。阪神タイガースジュニア2024が目指すのは、そんな助け合いのできるチームだ。

(左)森田一成コーチ、(右)岩本輝コーチ
(左)森田一成コーチ、(右)岩本輝コーチ

(撮影はすべて筆者)

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フリーアナウンサー、フリーライター

CS放送「GAORA」「スカイA」の阪神タイガース野球中継番組「Tigersーai」で、ベンチリポーターとして携わったゲームは1000試合近く。2005年の阪神優勝時にはビールかけインタビューも!イベントやパーティーでのプロ野球選手、OBとのトークショーは数100本。サンケイスポーツで阪神タイガース関連のコラム「SMILE♡TIGERS」を連載中。かつては阪神タイガースの公式ホームページや公式携帯サイト、阪神電鉄の機関紙でも執筆。マイクでペンで、硬軟織り交ぜた熱い熱い情報を伝えています!!

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