大名の路地に佇む隠れ家

福岡市中央区役所から路地を入った大名中央通りの一角。天神駅より少し赤坂駅寄りでしょうか。この辺りは福岡市の中心部の繁華街。様々な飲食店やファッションのお店も立ち並ぶ賑わう場所。その中に「Kururi（くるり）」という可愛らしい名前の焼き鳥屋さん。建物の脇の方に入口があり、階段を2階に上ればお店があります。このエリアはお洒落な空気感が漂う場所ですが、そんな街でちょっとした隠れ家のような雰囲気です。

お店に入るとカウンターにテーブルに座敷席と、いろんなシチュエーションで楽しめそうです。焼き鳥屋さん、というよりはバーのような雰囲気も感じるカウンターで、たくさん並ぶお酒のメニューも豊富なようですね。そんなに広いお店ではないですが、お洒落で落ち着ける雰囲気です。

カウンターでハイボールをいただきながら、目の前で焼かれる焼き鳥を楽しめるのがカウンターの醍醐味ですね。豊富なメニューは新鮮な国産鶏を使用しているそうで、本格炭火焼きで焼き上げます。そんな美味しいメニューの数々をいただいてみました。

・焼き鳥アラカルト

まずはメインの焼き鳥をアラカルトで。とりかわ・とりきも・とりはつ・ねぎま・砂ずり・ささみわさび、などなど。鮮度抜群の国産鶏を仕入れているという、こだわりの焼き鳥の数々です。

焼鳥はネタの良さがあるので、塩でそのままいただくのも美味い。タレは2種類使い分けていて、甘めのものとブレンドのもの。ネタに合わせてこれも美味しい。お好みに合わせてチョイスするのも良し。どの串も焼きあがりが綺麗で、食べればもちろん美味しい。

・レタス巻き

そして看板メニューでもある絶品のレタス巻き。ボリューム満点の大きさですが、シャキシャキのレタスにくるりと巻いた豚バラがジュワッと。お肉の旨味が広がってサラッと食べれる美味しさ。まさにお店の名前にあるように、くるりと巻いた絶品メニューです。

・自家製つくね（黄身付）

この黄身が横に添えられたビジュアルがたまりません。ふんわりと焼きあがったつくねを黄身に絡めながら最高の味わいです。つくねの旨味を黄身がうまく中和しながら味わい良くしてくれます。やはりこのつくねの旨味は最高。美味い焼き鳥屋さんって、つくねが美味しいところは間違いないと勝手に思ってます。

・とり出汁にゅうめん

焼き鳥屋さんで珍しいのが、〆のとり出汁にゅうめん。あまり見かけるメニューではないのですが、これがまた絶品。ふと豚骨を思わせるビジュアルですが、鶏白湯スープで、濃厚で口当たりが良くまろやかなんです。とり出汁の旨味は、さすが焼き鳥屋さんの仕上がりでしょうか。

そこに絡むにゅうめんが、これまたあっさり美味しい。隠れていたトッピングの梅干しの酸味がスープに馴染んでアクセントに。このバランスはとっても美味しい仕上がりで、斬新な味わいも感じます。美味しい焼き鳥で、美味しいお酒を飲んだあとにはバッチリなメニュー。〆のラーメンならぬ、〆のとり出汁にゅうめん。

天神大名の隠れ家でいただく焼き鳥は、お味も良しながら雰囲気も良しです。こちらのお店、店屋町の冷泉公園近くにある人気店の「焼鳥 ふじ家」の系列店だそうです。このお洒落な街でもある大名の通りの一角で、美味しく素敵な時間を過ごすのも博多の醍醐味です。

焼鳥くるり