ユーベに勝機は? CL決勝戦の行方を左右する精神的なノリ
ベルリン五輪スタジアムで行われるチャンピオンズリーグ決勝、バルセロナ対ユベントス。
ウイリアムヒル社の予想では、ユーベが1-0で勝利する倍率は15倍で、バルサが3−0で勝利する倍率(13倍)より高い。
ブックメーカーの、バルサ断然有利とする予想が、両軍選手の耳に届いていることは間違いない。
気分的に楽な立場にあるのは前評判の低いユーベだ。弱者を自負しているので、思い切った戦いができる。バルサはその逆。ユーベの挑戦者を受けて立つ、まさに絶対に負けられない側に置かれている。
アンバランスな状況にある。
サッカーが攻撃的なのはバルサだ。ルイス・エンリケが監督になり、縦に速いカウンター気味の攻撃が増えたとはいえ、それはあくまでもオプションに過ぎない。ユーベはその逆だ。一頃に比べれば攻撃的になったが、バルサと比較すれば、その何倍も守備的だ。
攻めるバルサ。守るユーベ。そうした展開になることは簡単に想像できる。だが、精神的な関係はその反対になる。チャレンジャー精神を発揮しやすいユーベに対し、バルサは受け身に回りやすい。
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