子育て中の人の中には、「キャンプをやってみたいけど、初めてでよくわからない」「子ども連れのキャンプは大変そう」などと思っている人もいるでしょう。しかし、子どもが小さいからこそ、貴重な体験となり子どものさまざまな力を伸ばせるキャンプはおすすめです。（親子キャンプの魅力やメリットについては「親子キャンプで子どもの生きる力を伸ばしましょう〜元保育士パパがすすめる【親子キャンプ】の記事で紹介していますので、ぜひお読みください。）

そして、キャンプは夏に行くものというイメージが強いですが、キャンプは1年をとおして楽しむことができます。多くの人がキャンプに出掛ける夏のキャンプは開放感に溢れて楽しいのはもちろんですが、実はキャンプを始めやすいのは、過ごしやすく人が少なくなった秋です。

今回は、秋の親子キャンプについて解説します。

秋キャンプの魅力

キャンプには春夏秋冬、それぞれの季節ならではの魅力があります。秋キャンプの魅力とはなんでしょう？主な5つの魅力を紹介します。

秋キャンプの魅力①　暑さがなくなり快適に過ごせる

最近の夏は、毎年のように記録的猛暑だと言われ気温が40度近くまで上がる日や地域があり、熱中症のリスクも高いです。しかし、秋は暑さが弱まり過ごしやすい気温になるため、熱中症の心配があまりなくなり快適に過ごすことができるでしょう。汗をかいて不快になることがないのも嬉しいです。

夏は虫がたくさんいるため虫刺され予防や対策も必要ですが、秋は虫も少なくなります。代わりに秋の虫が出てきて、秋の夜長に鈴虫やマツムシなどのきれいな鳴き声が聞けるかもしれません。

秋キャンプの魅力②　混雑が避けられる

夏休みが終わるとキャンプ場の混雑がなくなり、予約が取りやすくなります。キャンプ当日もキャンプ場の人が減り、利用しやすくなるでしょう。ただし、自分達家族だけでゆったり過ごせてよいという人もいれば人がいなくて寂しいと思う人もいるので、どちらがよいかは人それぞれです。また、秋キャンプの人気が高まってきて、土日祝日などは予約が埋まってしまうこともあります。キャンプ場を利用する際は早めに予約しましょう。

秋キャンプの魅力③　景色が楽しめる

キャンプ場では四季折々の景色が楽しめますが、秋キャンプの魅力はきれいな紅葉です。紅葉に囲まれたり眺めたりしながらのキャンプは、ほかの季節では味わうことができない趣があります。紅葉をバックに写真を撮れば、映えることは間違いなく思い出に残るでしょう。澄んだ秋の青空や星空も格別です。昼間は雲の観察、夜は満天の星空を眺める天体観測など昼夜問わず楽しめます。

秋キャンプの魅力④　たき火

秋は、昼間は暖かくても夜になると冷え込むことがあります。寒い夜はたき火をして暖をとるのも秋キャンプの魅力の1つでしょう。空気が乾燥している秋は薪が湿気ることなく、周りには乾燥した葉っぱがたくさんあり、火が付きやすいです。暖まる以外にも焼き芋や焼きマシュマロなど食を楽しむこともできるほか、リラックスや癒し効果もあります。家では危険なため火を使う機会が少ない子も、火に親しむよい機会になるのもメリット。火は生活には欠かせないものですが危険なものでもあるため安全面に十分な配慮をして、子どもとともにたき火を楽しみましょう。

秋キャンプの魅力⑤　秋の味覚を楽しめる

“食欲の秋”は、さつま芋、栗、かぼちゃ、サンマなど美味しい食べ物がたくさんあります。秋ならではの食材を持って行き、家族みんなで調理して美味しく食べるのも秋キャンプの醍醐味。夏に比べ、食材が悪くなる心配が少ないのも安心です。

秋キャンプの注意点

自然の中で行うキャンプには危険がつきものなので、いつの季節でも注意が必要です。特に子どもを連れて行くときは、子どもへの援助や配慮は欠かせません。

ここでは、秋に行うキャンプならではの注意点を2つ紹介します。

秋キャンプの注意点①　寒さ対策

秋は過ごしやすくなり、夏の夜のような寝苦しさはなく夜も快適に眠れるでしょう。しかしその反面、朝方や夜は冷え込むこともあり、秋の後半は日中でも寒い日が多くなります。そのため、秋のキャンプでは寒さ対策が必須です。出かける日が暖かい日でも、羽織れる上着などを持って行って衣服の調節ができるようにしたり、ブランケットを準備したりしましょう。

秋キャンプの注意点②　蜂に注意

夏よりも虫が減り、虫に刺される心配も好きなくなると紹介しましたが、全くいないわけではありません。特に秋に活動が活発になるスズメバチには、十分な注意が必要です。秋だからと過信せず、虫の対策を怠ることがないようにしましょう。

まとめ

残暑が終わって、秋が来たかと思うとあっという間に寒い冬がやってくるので、秋キャンプが楽しめる時季は短いです。この秋からキャンプを始めようと考えている人は、時季を逃さず親子でキャンプを楽しんでください。