きのこは「お湯から入れないでください!」栄養士がお願いするワケとは
こんにちは!栄養士食堂です。
旨味や香りが強いきのこは鍋・汁物・煮物などのメニューにぴったりな野菜ですよね。
そんなきのこですが、皆さんは汁物を作る際に水から入れますか?お湯からいれますか?
実は「お湯から入れる!」と答えた方…
すごくもったいないんです!
今回は栄養士が「きのこをお湯から入れないでほしい理由」を詳しく解説しています。
興味がある方は最後までお付き合いくださいね。
今回の目次
1 きのこの栄養について
2 保存方法・選び方
3 きのこをお湯から入れないでほしい理由
4 まとめ
1.きのこの栄養について
きのこはLDL(悪玉コレステロール)を減らすエリタデニンや紫外線に当たるとビタミンⅮに変わるエルゴステロールなどが豊富に含まれています。また、きのこ全般に含まれるβ‐グルカンという成分には、免疫力を高め、がん抑制効果があるとされています。
2.保存方法・選び方
【保存方法】
湿気に弱いため、キッチンペーパーで包み、密閉袋に入れて野菜室で保存しましょう。
【調理のコツ】
できるだけ水に触れないようにしましょう!
市販のきのこは汚れの付着がほとんどないと言われています。洗ってしまうと食感や風味も損われるのでNGです。
3.きのこをお湯から入れないでほしい理由
お待たせしました!「きのこをお湯から入れないでほしい理由」を詳しく解説します。
その理由は、きのこの旨味成分が増えにくいから
実はきのこの旨味成分である「グアニル酸」は60~70度付近で加熱すると酵素が活性化し増えますが、それより低かったり沸騰させたりしてしまうと増えにくいと言われています。
そのため、汁物を作る際は、水からきのこを入れて60~70度の温度をなるべく長時間キープすると、きのこの旨味を一番強く味わえます。
きのこの旨味を味わうためにも、きのこは沸騰したお湯ではなく水から調理することが重要です。
4.最後に
いかがだったでしょうか。
きのこの汁物を作る際は、旨味を味わうためにもお湯からではなく水から入れるようにしましょう!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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