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暑くなってきた!食欲が落ちてきたときのおすすめ介護食、麺類

めぐねこ介護頑張る栄養士/ライター

こんばんは。介護頑張る栄養士めぐねこです。

急に暑くなってきて、普通のごはんも作るのが面倒くさい!という方、いらっしゃるのではないでしょうか。今回は介護食を食べる方も、作る方も同じものを食べれる食事をご紹介します。それは

冷やしたぬきそばです。

「冷やしたぬきそば」なんて、普通のお蕎麦屋さんにもあるメニューをなぜ、介護食というのか不思議に思うかもしれません。ですが、介護食を食べている方は外食が難しい状況だったり、ゆっくり自分のペースで食べれないという方もいると思います。だからこそ、おうちで誰でも一緒に食べれる「そば」料理を今回は、食べやすくするコツと共にご紹介します。

材料も比較的、どのご家庭にもある材料を使います。

・そば(茹で麺でも乾麺でも大丈夫です。乾麺の方が茹でる前に、食べやすい長さに麺を折るだけなので私は乾麺を使用しています。)

・きゅうり:切り方にポイントがあります!それは、千切りより細い「ツマ切り」にすることです。

「ツマ切り」とは、スーパーなどのお刺身で大根などが細く切られたものが添えられていますが、あれです。あのくらい細いと、ほぼ水分でできているきゅうりは、めんつゆがかかると、水分が抜けてしなしなになり食べやすくなります。お刺身の写真の後ろにある大根くらい細いと食べる時に麺つゆでしんなりして食べやすくなります。

切るのは少して大変ですが、100円ショップなどでスライサーなどと一緒に販売されていてとても便利です。

・ツナ:缶詰を開けるだけです。ポイントとしては少し箸などでほぐして、盛り付けると柔らかく食べやすいです。

・天かす:市販のものを使います。日持ちするので、冷蔵庫にストックしておくと便利です。てんぷらは食材によって食べずらい事がありますが、天かすだと食材を気にせず使用することができます。

・のり、わさび:これは食べる方の好みになりますが、風味付けとしてあるとよりさっぱりします。

ただし注意すべき点がこの食材にはあります。

「のり」は介護食の中でも少し気を付けて頂きたい食材です。それは大きさによっては、口の中で張り付いてしまいむせやすくなったり、誤嚥(ごえん)してしまう恐れがあります。

食べる方の飲み込む力に応じて、用意してください。もちろん、無くても美味しく召し上がれます。

「わさび」は「ツン」っとくる刺激が食欲をそそりますが、あまり多すぎたりしては刺激が強すぎてむせてしまう原因にもなります。少量からはじめてみてください。

・めんつゆ:ストレートタイプがおススメです。作る側も味の調整せずに「かけるでけ」で手間いらずです。

これだけでも、主食の麺、キュウリの野菜、ツナのたんぱく質、のりのミネラルと揃います。天かすを使う事でカロリーもアップします。物足りないようにも感じますが、少し夏バテ気味かも…という方には無理のない量だと思います。残してしまうことに罪悪感を感じるより、少しでも食べれた!という気持ちを大事にしてください。

他にもトッピングで大葉やみょうがなどの香味野菜を加えるとより「夏らしい食べ物」になります。また他の方がご一緒に食べる時に「物足りない」という方は「おにぎり」「お稲荷さん」など少しお腹に溜まるものがあると満腹感がでます。これも作るのは大変なので市販のお惣菜や冷凍のもので大丈夫です。

介護する側も、される側も無理をしない!で夏を迎えていきましょう。

※食べる方の「かむ力」「飲み込む力」には個人差があります。少しでも不安がある場合は、かかりつけの医師や訪問看護さん、ケアマネージャーさんなど気軽にご相談してくださいね。

介護頑張る栄養士/ライター

栄養士。家族の介護をきっかけにスーパーやコンビニで手軽に買える食品で介護食を作っています。むずかしいと思われる介護食を美味しく、簡単に、お金をかけずにをモットーに作っています。また自分の経験をもとにライター活動もしています。

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