円高は最後の外貨両替のチャンスか ドル安から急上昇する金と銀
こんにちは。シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。円高がどこまで続くのか気になる人も多いと思います。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は11月30日に講演を行い、「政策金利引き上げのペースを落とす時期は、早ければ12月の会合になる可能性がある」と発言をしました。
12月の13日・14日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利上げが決定される確率が高まり、来年1月には利上げ幅が0.25%に縮小し、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)は5%程度と想定されています。
11月のCPI発表前のターミナルレート予想は5%を超えていました。また、来年には利下げに踏み切ると予測している金融関係者もいるようです。
物価上昇率の伸びが鈍化し、利上げペースが緩まることで円高ドル安が進み、米10年債の利回りが低下し、株式価格や金銀は上昇しました。
金は米ドルの対抗馬であって、ドル安によって金の需要が増えます。また、景気後退時にヘッジとしての手段としても有効です。もちろんウクライナ情勢や台湾有事などの地政学リスクへの備えにもなります。
ドル安、金利低下、インフレ(通貨価値の下落)は金相場の上昇要因となります。
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