あんこ好きへ捧ぐ!新正堂さんの「うふふどら焼」は今にもあんこが溢れそう…その日限りの出来立てを本店で
突然ですが!
みなさんは『お詫び』しなくてはならないことはありましたか?オンオフ問わず、誰しも何度か(何度も)経験してきたことかと思います。勿論私も例外ではなく…
そういう時のお詫びのお品として定番の和菓子はいくつかあると思いますが、その中のひとつが東京都港区のオフィス街、新橋にお店を構える「新正堂」さんの切腹最中。あまりにも分厚いあんこの量に思わず目が釘付けになってしまう最中ですが、中には白い求肥が包まれており、甘さを抑えたあんこと相まって、東京土産やご進物としてまとめ買いする方も多い代表銘菓です。
しかし、新橋の本店にて販売されているここならではのお菓子もあり、数も少ないことから内緒にしたい気持ちはあるもののぜひ皆さんに味わっていただきたい限定品があるのです…
今回は新正堂さんの「うふふどら焼」をご紹介。
一枚皮のどら焼きと申しまして、その言葉の如く一枚の皮でオムレツのようにあんこを包んだどら焼きもありますが、その中でもトップクラスの瑞々しい粒餡なのではないでしょうか。
こちらは銘菓である切腹最中に挟むあんこの一歩手前とでも申しましょうか。ふっくらと煮上げた小豆は、ほろほろっと崩れていく直前の状態ですが、そのぎりぎりが織り成す美しさを湛えた状態。なんて眩しい小豆なのでしょう。たっぷりの水分を飛ばすようにさらに煮詰めることで最中などに挟む質感も甘さも凝縮されたあんこへと仕上げていくのですが、この状態はまださらりとしてかなりあっさりとした状態。
それゆえに、もっちりと香ばしいどら焼きの皮の香ばしさや素朴な味わいの妨げをせず、小豆本来の風味を口の中全体で謳歌できるのです。ぱくりと口にした際には、じゅるりと啜らないとこぼれてしまいそうなほど…一般的などら焼きでは体験することのできないこの動作にうっとり。ほくほくとした小豆は、しゃきっとした皮と舌先で潰せるほどの柔らかさを兼ね備えているではありませんか。
最中のように、あんこを挟むパーツに負けないような仕上がり具合のあんこも美味ですし、それらと水分が馴染み一体感が増したタイミングも食べ頃かとおもいますが、できたてならではのある種儚い甘露もまた美味。
季節によってはちみつ檸檬や苺をトッピングしたものも販売されておりますし、これは本店だからこその知る人ぞ知る名物ですね。
ちょっと得意顔で、お土産にしちゃおうかしら…。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<新正堂>
公式サイト(外部リンク)
東京都港区新橋4-27-2
03-3431-25129時~19時(土曜 9時~17時)
定休日 日曜・祝日