【親ができる最強サポート!】子どもが勉強を頑張れるようになる勉強する意味の伝え方4選
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
今日は『子どもが勉強を頑張れる!勉強をする意味の伝え方』というテーマでお話しします。
【子どもに勉強する意味を伝える理由】
実は、勉強の意味を伝えていくことは『圧倒的にコスパの良いサポート』なんです。
育児に仕事に家事にと日々奔走している方の多い現代の子育てでは、毎回子どもの勉強につきっきりになってあげるのはなかなか難しいですよね。
ですが、時折勉強する意味を伝えてあげたり、子どもが「なんで勉強するの?」と疑問に持ったときに答えてあげ、それが子どもにとって腑に落ちるものになったとしたら、親の働きかけが最小限の中で子どもが勉強を頑張れる土台になったりするわけです。
結局のところ、勉強を頑張るには「勉強をどう取り組むか?」「どうサポートするのか?」という方法の前に『動機』が必要なんですね。
動機がなくても勉強ができるようになるためには『勉強をすることが当たり前である習慣』を育んであげるという方法もありますので、よければこちらの記事もご覧ください。
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【動機づけの方法は何がある?】
何か物をもらえる、褒めてもらえる、いろいろな動機が考えられますが、それらは全て外発的動機であり、外からの働きかけがなくなってしまったらモチベーションは途端に下がってしまいます。
そして、勉強する意味が「何か物をもらえるから」などという間違ったことと結びついてしまい、勉強本来の楽しさを味わいづらくなってしまうこともわかっています。
子どもの自ら進んで勉強に取り組める動機になり得るのは内発的動機。
子どもの内から生まれる動機であり、その1つとして先程挙げた『勉強をする意味が腑に落ちる』があります。
他にも内発的動機が生まれる場面として
・子どもが何か悔しい思いをしてそれがきっかけで勉強を頑張るようになる
・目指したい学校や夢ができて、勉強をする目的が明確になる
などもありますが、親としては影響できるものではないので、子どものタイミングを待つしかないですよね。
なので、私たち大人からアプローチできるもののとして『勉強する意味を伝える』ということは有効だと思うのです。
【勉強をする意味の伝え方4つのアイデア】
ではここから、そんな勉強する意味を伝える伝え方として私がおすすめする伝え方を4つご紹介させていただきます。
①勉強は自分のレベルを上げるためにするもの
これは比較的年齢の小さい子どもでも理解しやすい伝え方かと思います。
「勉強は自分のレベルを上げるためにするものだよ!レベルアップするとできることが増えて楽しくなるよね!」
このように伝えると、多くの子はゲームのようにどんどんレベルを上げたい!と思いますから、何かモチベーションに引っかかる部分があるかもしれません。
レベルが上がる→今までできなかったことができるようになる→できることが増えると楽しくなる!というのがポイントです。
例えば
・「算数が今よりも得意になったら、お友達に教えて困っているお友達を助けてあげることができるかもしれないよね!」
・「今国語の時間が楽しくないって言ってたよね?それがじゃあ国語が得意で先生が言っていることが理解できたらその時間はどうなるかな?」
などと問いかけて、できると楽しいかも!ということを伝えていきます。
幼児〜小学生くらいの子であれば、難しい言葉を使うよりも「レベルアップ!」というようにイメージしやすい言葉を使ってあげることで、より自分ごとになっていきますね。
②将来の年収や就ける職業に違いがあることを包み隠さず伝える
子どもにお金の話をするのは抵抗のある方もいると思うのですが、現実的な統計の話として、勉強をしてきた人とそうではない人を比べると、やはり将来の年収水準には開きがありますし、ある程度の学歴がないと就けない職業も当然ありますよね。
もう勉強なんて必要ない!と言っている人が増えてきている時代ですが、実はそう言っている人は学校に頼らなくても独学で何かを学んできた人が多い傾向があったりします。
そして、勉強を頑張るからこそ就ける仕事があるのも事実。
そういった仕事に就きたいかどうかは子どもが決めることですから、最終的な決定に大人が介入する必要はありませんが、就けない職業があるということを教えておいてあげること。つまり知識としてちゃんと教えておくことは大人の役割ですよね。
ちなみに、子どもは『今』を生きているため、子どもにとって遠い将来はそれほど重要じゃなかったりします。
それに「勉強する意味って何?」と聞かれて「年収を上げるため」とか「将来の就ける仕事がどうだとか」といきなり答えるのはちょっと夢がない気もするので、まず他の意味を先に伝えておいて、「あとは・・・これも知識として知っておくと良いよ!」と、サラっと付け加えておくくらいがちょうど良いかもしれません。
③勉強を頑張っている人ってとにかくカッコいい!
急にざっくりした話になってしまいましたが、小学生くらいはこのような理解しやすい言葉の方が実は響くのです。
「だって勉強頑張ってる人ってめっちゃカッコいいよね?お父さんカッコいい人に憧れるから、勉強を頑張っている人ってすごいと思うんだよね!」
さらに
「〇〇君はサッカー得意でしょ?サッカーしている時の〇〇くんめっちゃカッコいいよね!そこにさらに勉強も頑張っていたら、もっとカッコよくなっちゃうよね!」
など、お子さんに得意なことがあればそれと組み合わせて伝えるのも良いですね。
ちなみに「カッコいい」は比較的男の子が好む言葉だと思うので、女の子であれば「素敵」とか「魅力的」という言葉でも良いかもしれないですね。
ここでのポイントは勉強が『できる人』がカッコいいという伝え方をしないことです。
私は先ほど、勉強を『頑張っている人』ってカッコいいと伝えました。
やはり勉強は得意不得意があるので、あくまで“頑張る姿がカッコいい”というその子その子のレベルでの頑張りを応援する言葉を伝えてあげてほしいと思います。
④子どもの夢に繋がることを伝える
お子さんに何か将来の夢がある場合、夢を叶えるために必要なルートを考えたときに
・こんな学校に行くと可能性が広がる
・こんな勉強が必要
・この教科が生きてきそう
など勉強と夢が繋がる部分があるのであれば、そういったことを教えてあげ「〇〇ちゃんの夢を叶えるために勉強をするんだよ」と伝えてあげてください。
お子さんが望む夢ですから、一番伝わりやすいのではないかと思います。
【さいごに】
大事なのは『子どもが動くこと、変わることを期待しない』ということです。
子どもは自分自身で選択肢を広げることが得意ではありません。
「こんな考え方があるよ」
「こんな見方もできるよね」
そんな選択肢を大人が提示してあげることで、子どもは今までなかった考え方と出会うことができます。
今回の『勉強する意味を伝える』ということも、子どもの考え方の選択肢を広げる行為ですよね。
ですが、そこに『子どもに今変わってほしい!』という想いが強く入りすぎると、大人の価値観を押し付けることになりかねません。
考え方の種を蒔いたら「あとは子どもが選ぶこと」という気持ちで、結果を気にしないでいてあげることが、子ども自らがタイミングを作り、主体性を持って取り組んでいくことのサポートになると思います。
大人から言葉を伝えてその場で何かが変わらなかったからと言って、子どもに何も伝わっていないわけではありません。
その言葉はきっと子どもの中に良い種として残り、それが子どものタイミングで花を咲かせる。もちろん何も咲かないこともあります。
でもそれも子どもが決めることですよね。
『勉強する意味を伝える』というのは、子どもへの勉強のサポートの選択肢のほんの1つだということを忘れずにいてほしいなと思います。
皆さんの子育てを応援しています!