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発達障害によくみられる【集団行動が苦手な理由3選】保育士ママが漫画でわかりやすく解説

【育児マンガ】夢カナエ保育士 介護福祉士

こんにちは。発達と育児の支援サポーター『夢カナエ』です。
わたしは保育士・幼稚園教諭と介護福祉士の資格を持つ神経発達症(発達障害)の子の親でもあります。

ADHD(注意欠如多動症)やASD(自閉スペクトラム症)などの発達障害には、集団行動が苦手な子が多いといわれています。

保育園の園庭でみんなで遊んでいるときに、一人だけ教室に戻りたがったり・・・そもそも集団保育になじめず、登園を嫌がることもあります。

他の子どもたちは楽しく過ごしているのに、なぜ発達障害の子は集団行動を嫌がるのでしょうか?

いつものようにイラストを交えて、その理由を解説していきます。

1.じっとしていられない

注意欠如多動症(ADHD)という名前が示す通り、『よく動き回る』ことがADHDの特性です。

また、その動きが『衝動的』であることも特徴です。

何か面白いことを見つけると、一直線に向かっていきます。

親や先生から注意されても、止められません。

理屈ではわかっていても、自分でコントロールできない状態になるのです。

そのため、みんなで同じことをする集団行動は苦手です。

2.イレギュラーが苦手

自閉スペクトラム症(ASD)の特徴に『こだわりの強さ』があります。

ASDの子は一般的に、一日のルーティンを決めて、根気よく同じ行動を繰り返すことは得意です。

しかし、『お遊戯会の練習』や『運動会のリハーサル』など、不定期のイベントが入ると、どうしていいのか分からなくなってしまいます。

そうなると、リハーサル中でも一人だけ教室に戻り、いつものようにブロックで遊んでいるなどということが起こりがちです。

3.音にがまんできない

発達障害の子に多いのが『聴覚過敏』です。

他の子には気にならない程度の、さまざまな環境音が苦痛に感じられます。

騒がしい場所を離れて、静かな場所に行くことでようやく苦痛から解放されます。

耳をすっぽりおおうヘッドフォン型の『イヤーマフ』を使って、不快な環境音をさえぎる工夫をしている人もいます。

まとめ

発達障害の子の中には、集団行動になじめず抜け出してしまう子がいます。

それは単に、その子がわがままなのではなく、発達障害の特性によることが多いのです。

自分ではコントロールできない『多動性』『衝動性』が原因の場合もあります。

また、毎日のルーティンを優先し、いつもと違うイベントが入ると対応できない、『こだわりの強さ』が影響することもあります。

『聴覚過敏』による苦痛を避けるための行動であることもあります。

このような一人一人の、集団行動を嫌う原因を理解することで、集団に参加する糸口を見つけられるかもしれません。

保育士 介護福祉士

専門職として学童保育や老人介護の現場で、病気や障害を持つ児童や高齢者のケアにあたってきました。自らも、発達障害の診断を受けた子の親として育児に奮闘中。子育てに悩む方のために役立つ情報、専門性のあるケアの工夫を、一般の方にも分かりやすいマンガを通して発信していきます。

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