ユーロ2016も残り3試合。本命ドイツは守備的で行くのか攻撃的で行くのか
先日のドイツにはガッカリした。ボルドーで行われたユーロ2016準々決勝対イタリア戦だ。
舞台は、この大会に向けて建設された新築スタジアム。設計者はミュンヘンの「アリアンツ・アレーナ」や、北京の「鳥の巣」、バーゼルの「ザンクト・ヤコブ・パルク」、東京青山の「プラダ」等の設計で知られるヘルツォーク&ドムーロンだ。スタジアムに入る時、ここまで胸をときめかせたことはないーーと言いたくなるモダンで斬新な建築物だ。
エンタメ性は試合前、最高潮に達しようとしていた。
ところが1−1。ドイツが延長PK戦を制したこの試合。よく使われるのが、死闘を制したとの言い回しだ。しかし、両軍、死にものぐるいで戦ったという印象の試合ではなかった。お互いが外しまくり、9人目のキッカーまで行ったPK戦は確かに死闘らしかったが、それはあくまでも抽選の代用品だ。試合そのものではない。PK戦の内容と試合の内容を一緒くたにするのはナンセンスだ。
好試合。そうした記述も目に付いた。しかし、僕には試合そのものはとてもショボく見えた。入場時に抱かせてくれたエンタメ性は、試合が始まるとみるみるうちに萎んでいった。
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