開幕投手30人のうち、3人は高校時代のチームメイト。アジア生まれの投手も3人
メジャーリーグは、4月1日に開幕を迎える。エイプリル・フールではない。各チームの開幕投手は、すでに出揃っている。ボストン・レッドソックスでは、開幕戦に投げるはずだったエデュアルド・ロドリゲス(これはサプライズ!? 昨年は「全休」の左腕が、開幕投手に指名される)が腕の不調を訴え、ネイサン・イオバルディに代わったが、ここからの変更はどのチームもないだろう。
30人の開幕投手のうち、マックス・フリード(アトランタ・ブレーブス)、ルーカス・ジオリト(シカゴ・ホワイトソックス)、ジャック・フラハティ(セントルイス・カーディナルス)の3人は、ロサンゼルスのハーバード-ウエストレイク高でチームメイトだった。いずれも、ドラフト1巡目に指名され、高校からプロ入り。それぞれの順位は、2012年の全体7位と16位、2014年の34位だ。つけ加えると、彼らはCAAのライアン・ハミルを代理人としていることも共通する。
高校時代のチームメイト3人が、同じシーズンに開幕投手を務めた前例があるかどうかはわからないが、仮にあったとしても極めて少ないはずだ。今シーズンの開幕投手のうち、同じ高校の出身者は、時期が重なっているか否かを問わず、この3人以外にいない。フリードは、初の開幕投手。ジオリトとフラハティは、前年に続く2度目だ。
ちなみに、ハーバード-ウエストレイク高出身のメジャーリーガーは、3人を含め、これまでに6人しかいない。投手に限れば、彼らとニック・ターリー(ホワイトソックス)の4人だ。ターリーは、2008年のドラフト50巡目・全体1502位。後ろから数えて3番目に指名された。
なお、開幕投手30人中、同じ大学は2組。マックス・シャーザー(ワシントン・ナショナルズ)とカイル・ギブソン(テキサス・レンジャーズ)はミズーリ大、ケビン・ゴーズマン(サンフランシスコ・ジャイアンツ)とアーロン・ノラ(フィラデルフィア・フィリーズ)はルイジアナ州立大の出身だ。ゴーズマンとノラの大学時代は、2011~12年が重なっている。
また、今シーズンの開幕投手には、アジア生まれの3人、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、前田健太(ミネソタ・ツインズ)、ヒョンジン・リュ(トロント・ブルージェイズ)がいる。こちらは、おそらく初めてだと思われる。