熱中症対策に!水分補給が苦手な方はコップ2個使用して水分の種類を変えてみる
連日の猛暑日に高齢者だけでなく、どの年代の方も熱中症には注意が必要ですね。
皆さん、水分補給は十分足りていますか?
「のどが乾かないから飲まない」「トイレに行きたくないから控えている」もしくは障害をお持ちの方だと支援員の方に声をかけてもらわないと飲めないという方もいらっしゃると思います。
「水は飲みづらい」という方もいると思いますし、「お茶ならなんとか飲めるかも…」という方もいて、個人の好みもあると思います。
そこで、水分補給を意識してもらうために、コップを2個用意してみるのはいかがでしょうか?
わが家の介護が必要なメンズたちは、コップを2つ常に出しています。1つには、好きな飲み物を入れて、もう1つには麦茶を入れています。
・メンズ1:アイスコーヒーと麦茶(麦茶だったり、緑茶だったりその時の気分で冷たいものを飲んでいます)
・メンズ2:レモンティーと麦茶(レモンティーの方を多く飲み気味なので、こちらで注意してレモンティーのカップを小さめにしています)
2つある事で好きな方を飲んでくれますし、もし嗜好飲料しか減っていなければ「こっちのお茶も飲んでね」と声をかけることができます。また、飲む方も2つのなかから選べるということで、選択肢が増えて自宅ドリンクバーのようで気分も変わるようです。
ただし、1つだけ注意している事があります。それは嗜好飲料を飲む時間を決める事です。我が家では16時までと決めています。この時間なら15時のおやつで嗜好飲料を飲んでも後ろめたさもなく、カフェインの含まれる飲み物を飲んでも就寝時間にそれほど支障はないからです。環境によって、この時間は変更していただいて大丈夫です。
持病のある方や食事、水分制限をされている方には少し難しい方法かもしれません。ですが、水分が不足して熱中症になってしまっては大変です。「夏の暑さで体調を崩さないこと」を目標に自分の好きなものをのんで、熱中症対策をしてみませんか?
※食べる方の「かむ力」「飲み込む力」には個人差があります。少しでも不安がある場合は、かかりつけの医師や訪問看護さん、ケアマネージャーさんなど気軽にご相談してくださいね。また、持病をお持ちの方は、たんぱく質の制限や水分制限をされている方もいらっしゃいます。一度、かかりつけの医師や訪問看護さん等医療関係者にご相談してくださいね。